鳥の鳴き声が朝からうるさい!朝はヒヨドリやハトが犯人!?鳥が巣を作る前に対策しよう!キーキー鳴く鳥は何?ギャーギャー朝鳴く鳥は?
ニュースでも多く取り扱われている「鳥問題」ですが、鳥の鳴き声がうるさいせいで、朝起きたことのある人は多いのではないでしょうか。
ただ鳥獣保護管理法(ちょうじゅうほごかんりほう)があるので、勝手に鳥を駆除(くじょ)することはできません!
私たちができること
・鳥獣対策を専門にしている業者へ依頼する
・自分が住んでいる市町の市民相談窓口などに相談する
・市販の鳥対策アイテムを使う
上記のように私たちができることは限られています。しかし鳥が大きな声で鳴いているとその後寝れなくてつらいですよね。
私の家では鳥対策として反射板を吊り下げています。
鳥よけ吊り下げ反射板
今は上の写真のようなおしゃれな吊り下げタイプの鳥よけもあるので、家の外観を損なわず鳥対策が出来ますよ♪ぜひ参考にしてみてくださいね!
鳥の鳴き声が朝からうるさい!鳥の種類と対策について
まず、朝鳴き声がうるさい鳥としてよく挙げられるのがヒヨドリとハトです。どんな鳥なのか・どんな対策をすればいいのか紹介していきます。
ヒヨドリ
ヒヨドリは早朝3時半から5時ごろまで活発的に鳴く鳥です。
果実が大好きな鳥なので果物がなっている木を集団で食い荒らします。そのため農家の嫌われ者です。
とくにキャベツやブロッコリー、ミカンやイチゴを狙うことが多いそうです。
鳴き声
- ピーピー
- ピヨピヨ
ほかの鳥よりもひときわ大きく響く鳴き声なのでうるさいと感じるかもしれません。
とくに子育てがはじまる秋頃からヒヨドリの鳴き声は絶叫(ぜっきょう)に変わります。
冬飛び立つまでの辛抱と思えば少しは気持ちが楽になりますが、寝不足はつらいですよね。
ためになるヒヨドリ話
①実はヒヨドリは、富山県砺波市(となみし)の市の鳥に指定されている
②ヒヨドリは日本ではよく見かける鳥だけど、海外ではあまりみることができない鳥の一種
③海外のバードウォッチャーの人が日本に来る際にぜひみたい!と思う鳥
海外の人が日本でバードウォッチングする時に見たい鳥として挙がるのがヒヨドリだそうです!
日本に住んでいると結構当たり前の存在ですが、海外ではあまり見かけないと聞くとなんだか愛着が湧いちゃいますね♪
ハト
ハトについてはキジバトとカワラバト(ドバト)の2種類を紹介していきます。
キジバト
キジバトもヒヨドリ同様、早朝から元気いっぱいに鳴く鳥です。
畑などの農耕地にまかれた豆の種子を食い荒らします。
鳴き声
- クークーグッググー
- ホーホーホッホホー
鳴き声を文字にして気づいたのですが、私の家の周りで朝聞こえる鳴き声がこの「ホーホー」なんです。
ホーホーと鳴くからフクロウだと思っていたのでハトと知った時は驚きでした!
毎朝同じ時間に同じ方向からハトの鳴き声が聞こえるのでので、多分近くに居心地の良い巣を作ってしまったのだと思います。
「まぁいっか」という気持ちも多少ありますが、ハトが住みつくことによる被害がすごいので皆さんにも共有させてください!
恐怖のキジバト被害
①糞害(ふんがい):車や家の周りが汚れて掃除が大変・悪臭により洗濯物の外干しができない
②感染症:空気中にハトの乾燥した糞や羽毛が舞い、知らず知らず吸い込んでしまうと、ぜんそくやアレルギー・脳障害などの病気などを引き起こす原因になる
③ノミ・ダニ:ハトのからだについていたノミ・ダニが外干ししていた布団やベッドにうつってしまい感染症の原因にもなる
ハトが住みつくと人体への被害が大きことが分かります!住みつかないように対策する必要性を感じますね。
カワラバト(ドバト)
私たちが街中でよく見かけるハトは先ほどのキジバトではなく、カワラバト(ドバト)というこちらの種類のハトです。
かつてはカワラバトも狩猟(しゅりょう)対象でしたが、伝書鳩をまちがって撃ってしまう危険性があるという理由から、今は狩猟対象外になっています。
鳴き声
- クルックー
- ゴロッポゴロッポ
- ウーウー
そしてみなさんが朝うるさくて目覚めてしまうハトはこのカワラバト(ドバト)ではなく、先ほど紹介したキジバトという種類になります。
そもそもハトが鳴く理由って?
① 縄張りを主張のために威嚇(いかく)している
②オスからメスへの求愛行動
③巣の場所を仲間に知らせるため
ハトをエアガンなどで殺傷したというニュースが以前取り上げられていましたが、覚えている人はいますか?
はじめにもお話ししましたが、鳥獣保護管理法があるので、勝手に鳥を駆除することはできません!
ちなみに、卵の撤去やヒナへの妨害なども原則禁止・違法になるので気をつけましょう。
朝鳴く鳥であるヒヨドリ・キジバトがどんな鳥か分かったと思います。しかし鳴く理由は納得出来ても、睡眠不足の敵は許せないですよね笑
そこで次は私たちができる対策についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
鳥対策
個人として・市民の一員として私たちができる鳥対策を紹介します。
団体ではない場合、1か月から1か月半ほどで巣を離れることが多いです!
団体ではないなら様子見でいいと言われていますが、市販の鳥対策グッズを使えばより安心できますね♪
団体で鳴いている場合は、ほとんどの確率で近くに巣がある可能性大です!
対策としては市販の鳥対策グッズを使うことをおすすめします。
遠くで鳴いている場合は家や家の周りだけ対策をしても効果はあまりないかもしれません。
対策としては鳥獣対策の専門業者や住んでいる市町の市民相談窓口などに相談することをおすすめします。
実際にあった事例ですが、家の近くに農園がある人は参考になるかもしれません。
農園だと農作物の被害も大きくなるので鳥対策として、鳥の鳴き声を録音してスピーカーから人工的に流し、鳥が近づかないようにしていることもあるそうです。
「農園さんの気持ちも分かるし言いづらい」という場合は、市長の市民相談窓口に相談するといいかもしれません。
住民同士で直接話すとトラブルにもなりかねないので、役場など通すことをおすすめします。
広島県の平和記念公園で鳥へのエサやりの自粛(じしゅく)を呼びかけることで個体数が1/4にまで減少したという事例があるそうです。
エサを探しに行かなくても人からエサをもらえる環境というのは、鳥にとっては天国だと思います(笑)
エサをあげたくなる気持ちも分かりますが、エサがもらえないことが分かれば、住みやすい土地に引っ越すと思うので、私たちの地道な努力が必要になってきます。
お金に余裕がある人限定にはなりますが、窓ガラスを防音効果の高いものにすることで鳴き声対策をするという方法もあります。
鳥獣保護管理法ってなに?
ここから少し法律についてお勉強コーナーです♪私なりに分かりやすくまとめてみました。
はじめにもお話しましたが、鳥獣保護管理法により鳥は勝手に駆除することができません。
正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」です。
この法律は2014年に鳥獣保護法が改正されてできました。
「保護法」から「保護管理法」に変わった理由として、イノシシなど鳥獣の急増・狩猟者の高齢化が考えられます。
今まで活躍してくださっていた狩猟者の人が高齢を迎え引退されたことで、狩猟者が減少しました。
そのため鳥獣が急増してしまい保護だけでは難しくなり、鳥獣の管理を追加したのだと思います。
すべての鳥獣が保護・管理されるの?
すべての鳥獣ではなく、対象の鳥獣・対象外の鳥獣が決まっています。そしてその鳥獣に対する国の役割や、私たち市民の役割も明確にされています。
- 国の役割
- 地方公共団体の役割
- 事業者・民間団体・市民の役割
- 専門家等の役割
上記の役割で私たちに関係する「事業者、民間団体、市民の役割」から市民の役割についてお話していきます。
・生ごみ等の適切な処理
・未収穫作物の適切な管理
・鳥獣追い払いの徹底
・役場など行政との連携を十分にする
私たちが普段から気を付けられることは、生ごみ等の適切な処理・鳥獣追い払いの徹底ですね。
地域によってはネットなど張らずにゴミ袋に入れるだけのところもありますよね。
ただゴミ袋に入れるだけではカラスなどに袋をやぶられてしまうので対策不足という印象があります。
自治体・町内会での話し合いが必要になりますが、私の住んでいる地域では下のイラストのようにゴミネットの使用やゴミステーションの設置をしています。
みなさんの住んでいる地域ではどんな対策をしていますか?
私の住んでいる地域では燃えるゴミの日はカラスよけの為に黄色のゴミネットで対策をしています。
結論から言うと黄色のゴミネットはカラスよけとして意味がないそうです。
一時期カラスよけには黄色がいいと言われていましたが、その理由はカラスは黄色が見えないからです。
ゴミネットだとすき間があるのでカラスにはゴミ袋が普通に見えている状態になります。
そのためゴミネットではなくゴミ袋自体を黄色のものにするといいそうですよ♪
私たちができることを徹底してすることで鳥対策になるので頑張りましょう!
朝からキーキーやギャーギャーと鳴く鳥は?鳴き声別で紹介
今回この記事を書くまで、私は鳥の鳴き声で悩まされたことがないと思っていました。
しかし朝方耳を澄ませていたら、鳥の鳴き声が聞こえました。
ド田舎出身なので当たり前になっていましたが、引っ越ししたり環境が変わると気になるのかもしれませんね。
今回の調査にあたり鳴き声は分かるけど鳥の名前が分からなくて苦戦しました。
この記事を読んでいる人の中にも、鳴き声は分かるけど鳥の名前が分からないという人は多いのではないでしょうか。
朝よく聞こえる鳴き声・みなさんがよく調べている鳴き声をまとめてみました。
キーキー
ヒヨドリ
朝甲高い鳴き声で「キーキー」とうるさいのはヒヨドリだと言われています。
ギャッギャッ
ゴイサギ
普段はカラスのような「クワッ」という鳴き声のゴイサギですが、団体で鳴くときは「グァー」「ゴァー」という鳴き声で夜中にうるさいと言われています。
ギャーギャー
カケス
「ジェー」という鳴き声で表現されるカケスですが、聞こえ方によっては「ギャーギャー」と聞こえます。
ツツピー
シジュウカラ
かわいらしい「ツツピー」と鳴くのはシジュウカラです。
日中鳴く分には私たちも生活しているので気にならないことが多いですが、夜中や朝方に鳴く鳥は気になりますよね。
皆さんが悩まされている鳴き声にあてはまればよいのですが、ありましたでしょうか。
鳴き声の表現は人によって違うので実際に音声で聴くことをおすすめします。
鳥の鳴き声はアプリで聴ける♪鳴き声で鳥名を検索!
鳥の鳴き声について調べていくうちに、アプリで鳥の鳴き声を聞けることを知りました!
アプリにもよりますが、鳴き声から鳥名を検索できるのでぜひ参考になればいいなと思います♪
アプリ紹介
- バードリサーチ 鳴き声図鑑
- 見つけた!野鳥図鑑
- サントリー愛鳥活動 日本の鳥百科
たくさんの鳥アプリがありましたが、この3つが使いやすく分かりやすい印象でした。鳥について詳しく知りたいと思うかも♪
ここまで読むと鳥に愛着が湧いたりしませんか?世界でいちばんうるさい鳥と野鳥を観察できる施設についても調査してみました。ぜひこちらも読んでみてください♪
世界一うるさい鳥は?
スズドリ
ブラジル北部の熱帯雨林に住んでいるスズドリは、最高で125デシベルの鳴き声と言われています。
その鳴き声を聞いたほとんどの人が「耳が痛い」という症状がでるらしいです。近くに住んでいなくて良かったと思いました(笑)
野鳥を観察できる施設がある
調べてみると全国に30近い野鳥観察施設があります。
加賀市鴨池観察館は私が実際に行ったことのある野鳥観察施設です。
野鳥観察施設は北海道から沖縄まで各所にあるので、ぜひ近くの施設に鳥を見に行ってみるのもオススメです♪
まとめ
- 朝鳴き声がうるさい鳥はヒヨドリとキジバト
- 鳥獣保護管理法があるので私たち市民は「生ごみ等の適切な処理」と「鳥獣追い払いの徹底」をすることが求められる
- 鳴き声は分かるけど鳥名が分からないときはアプリで検索できる
鳥にエサをあげないことで数を減らすことができることを、広島県の平和記念公園の事例から学ぶことができたと思います。
「かわいそう」よりも「人体への被害」を考えれば行動に移せるのではないでしょうか?
鳥獣保護管理法があるので、勝手に鳥を駆除(くじょ)することはできませんが、自分や家族の健康の為にできることをコツコツしていきましょう♪
こちらの記事ではセキセイインコがおしゃべりする確率について調べています♪ぜひ鳥繋がりで読んでみてください。
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