ステンレスの弁当箱は危険なの?食洗機が使えるって本当?子供にもおすすめで夏に使っても大丈夫!上手な活用法をご紹介♪
「ステンレスの弁当箱は、体に悪いものが溶けだして、危険なんじゃない?」っていうウワサ、聞いたことはありませんか?
ステンレスの弁当箱は、危険ではありません!体に害なんてありません!
丈夫で、スタイリッシュ。ステンレスの弁当箱には、いいところがいっぱいです!子供にもおすすめで、食洗機だって使えちゃいます。
ただ、電子レンジ厳禁などの注意すべき点はあります。ここではステンレスの弁当箱のメリット・デメリットを紹介します。
毎日使うものなので、弁当タイムが楽しくなるよう、正しい知識を持ち、上手に活用していきましょう♪
ステンレスの弁当箱は危険?ステンレスってどんなもの?
そもそも、ステンレスとはどんな金属なのでしょう?
ステンレスは英語で「stainless steel」、直訳すると「ステンレス鋼(こう)」。これが日本での正式名称です。
「Stain」=汚れ(サビ)、「less」=ない(にくい)、「steel」=鉄 よってサビない鉄という意味を持っています。
ステンレスには強度を強めるために、鉄に「クロム」という物質が含まれています。これにより表面に酸化膜ができ、サビにくくなるのです。
クロムから作られる「六価クロム」とうい物質が、溶けて体に害を与えるのではないか?という説がありました。
クロム金属の融点は1800℃以上、ステンレスの耐熱温度は700℃から800℃。日常では起こり得ない温度です。
融点⇒個体が溶けて液状化すること
ステンレスでできているフライパンやお鍋はたくさんあります。直火で変形しているのを見たことがありますか?
直火でさえ、耐熱温度になることはありません。まして、ステンレスの弁当箱がクロムが溶けだす1800℃以上の高温になることは、考えられません。
なので、ステンレスの弁当箱は危険ではありません!
ステンレスの弁当箱は食洗機を使って洗えるって本当?
疲れて家に帰ってヘトヘトな中、洗う事も多い弁当箱。なるべく手間をかけずに洗いたいですよね?
ステンレスの弁当箱は、食洗機(食器洗い機)が使えます! 普段から食器洗いは食洗機におまかせ、とうい方には他の食器とまとめて洗えるのでおすすめです。
ここで、注意が必要です! 今お使いの弁当箱は、本当にステンレスですか?
似たような金属でできた弁当箱があります。それはアルミの弁当箱です。見た目はほぼ同じ銀色で、区別がつけにくいかと思います。
両者の特徴を比べてみると
ステンレス | アルミ |
丈夫で壊れにくい | 丈夫で壊れにくいが、ステンレスよりへこみやすい |
重さがある | 軽い |
熱伝導率が低い | 熱伝導率が高い |
などがあげられます。決定的な違いとして、アルミの弁当箱は食洗機にかけることができません!
食洗機用洗剤のほとんどがアルカリ性です。アルミはアルカリ性のものに触れると、変色してしまう性質があります。なので、アルミの弁当箱は基本的には手洗いです。
なお、ステンレスも食洗機に対応してないものがあります。また、食洗機用洗剤にも多様な種類があります。
食洗機を使う際には、ご自分の弁当箱をしっかり確認してから使用することをおすすめします。
ステンレスの弁当箱は子供にもおすすめ!
弁当箱の主流は、プラスチックのものかもしれません。子供の好きなキャラクターだったり、安価で種類も豊富です。まずはプラスチックを選ぶ、という方も多いでしょう。
ですが今、プラスチックに含まれている化学物質が、体に悪い影響を与える可能性があるといわれています。
プラスチックを使ったものはとても多く、すべてをなくして生活していくことはできません。でも、減らしていくことはできます。
特に、食品などの体の中に入るものの器には、なるべく使いたくないですよね? 小さいお子様のことなら、なおさらです。
そんな時、おすすめなのがステンレスの弁当箱なんです!
子供が振り回したり、うっかり落としたりしても、傷つきにくい丈夫さを持っています。
また、おかずの匂い移りの心配がなく、油汚れも落ちやすいです。食器洗い洗剤の減量にもつながります。
ただ、アルミホイルやアルミカップを使うと、サビの原因になることがあります。サビ始めたところから、サビが広がってしまうので注意が必要です。
シリコン製のカップや、シリコン製のバランを使うことをおすすめします。
ステンレスの弁当箱を温めるのに、電子レンジの使用は厳禁です!
金属は電子レンジから出るマイクロ波を吸収できません。反射して、レンジの中でカミナリが起きているのと同じ状態になります。
発火や爆発にもなりかねません。電子レンジの故障にもつながりますので絶対にやめましょう!
ステンレスの弁当箱を温めるには、オーブンレンジやオーブントースターを使いましょう。
オーブンは赤外線や赤外線の熱によって食品を温めます。マイクロ波を出さないので、発火の恐れがありません。
ただ、高温を当て続けると「ステンレス焼け」が起きて、弁当箱が黒く変色してしまうことがあります。使用時間には注意が必要です。
ステンレスの弁当箱は夏に使って大丈夫?
「保温用弁当箱(ランチジャー)」をご存知ですか? これらの大多数が、ステンレスでできています。
保温用弁当箱は魔法瓶のようになっていて、一定の温度を保つことができます。
保温能力はメーカーや種類によって違いがありますが、6時間後で約60℃以上に保たれているそうです。
それを「夏の暑い時期に使って大丈夫?腐らないの?」と心配されるかと思います。
腐る原因になる食中毒の細菌が増殖しやすい温度は、30℃から40℃です。60℃以上に保温されている弁当箱で腐ることは、まずありません。
ご飯やスープは、冷まさず熱々のまま入れるのが正しい使い方です。
おかずはしっかり冷ましてから入れて下さい。熱いままフタをしてしまうと、フタに水滴がつき、ちょうど細菌が増殖しやすい温度・湿度になってしまいます。
ご飯やスープの保温と、おかずの容器が別々になっている保温用弁当箱を選ばれるといいですね。
保温弁当箱を、保冷弁当箱として使う方法もあります。夏に冷やして美味しい、冷やし中華や冷やしうどんなどはいかかですか?
まとめ
- ステンレスの弁当箱は危険ではない
- ステンレスの弁当箱は食洗機が使える
- ステンレスの弁当箱は子供におすすめ
- ステンレスの弁当箱は夏にも使える
弁当箱は、通勤通学のお供から、ピクニックや登山などのアウトドアまで、とても身近な存在です。
弁当箱を開けるのが楽しくなるよう、メリット・デメリットを理解して、上手に活用していきましょう!
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