犬の要求吠えは無視しても治らない?どのくらいの時間無視すればいい?しつけはいつまで?吠え癖をつけないための対処法もご紹介♪
飼っている犬の要求吠えは飼い主さんにとって、どうにかやめさせたい悩みのひとつですよね。
そんな要求吠えは、正しく無視をすることでやめさせられる可能性があるんです!
私の飼っている犬も、要求吠えの対処に困り、いろんな方法を調べて試しました。
そのなかでも無視をすればいいとよく聞きますが「試しても要求吠えが治らない…どうして?」と思う飼い主さんは多いのかも。
それはきちんと無視ができていないのかもしれないですよ!
正しく無視をして要求は通らないと教えることにより、吠えることが減るんです。
- 正しい無視の仕方
- 愛犬が吠える理由と対処法
- 無視以外のやめさせ方
私の飼っている犬はまだチャイムで反応することがありますが、それ以外のことでは吠えなくなりました!正しい方法を学び、要求吠えをなくしましょう!
犬の要求吠えは無視しても治らない?本当に無視してる?
犬の要求吠えの対処法で無視をすると効果があると聞きますが、実は「ウチの子は治らない」といわれる飼い主さんが多いんですよ。
実際に私の飼っている犬も要求吠えがかなり酷く、吠えだしたら無視をしても、なかなか治らず困っていました。
要求吠えは飼い主さんにとって、ご近所やお散歩時のトラブルになりかねないことなので、やめさせたい行動のひとつだと思います。
私のように試したけれど治らなかったといわれる飼い主さんは、無視のやり方が間違っているのかも!
正しく無視をすることで要求吠えを、やめさせられる可能性があるんです。
私たち飼い主は頑張って無視をしているつもりですが、正しく出来ていないと逆効果になっちゃうこともあります。
いろいろ調べたとき、同じようなやり方をしている方が多かったので、私が無視しているつもりで出来ていなかったという失敗例をご紹介しますね。
【失敗例】
- 要求に対して「ダメダメ」や「待っててよ」と犬に喋りかけている
- 犬の方をチラチラ見てしまう
- 大きな声で叱りつける
- 見ていられなくなり、おやつをあげて気をそらせる
1、2は無視が出来ていません!犬は飼い主さんの行動やしぐさをよく見ているので、喋りかけたり見てしまうと相手をしてくれると喜びます。
3は犬の性格にもよりますが、声に驚いて怯(おび)えてしまう・または相手してくれると喜ぶため、さらに大きく吠えるんです。
4は吠えればおやつが貰えると覚えてしまいます。そうなると要求吠えは治るどころか酷(ひど)くなってしまいます。
【無視の正しいやり方】
- 吠えるなどの要求が始まったときに、声をかけず犬に対して背を向け吠えるのをやめるまで無視をする
- 犬の集中力は15分程度、それ以上無視すると何に対して怒られているのか理解できないので、メリハリをつける
- 吠えるのをやめたときに、ちゃんと褒めてあげる
- 家族で「しつけ」として統一した態度をとる
早く言えば要求吠えには「反応しない」それだけなんです!
ですが簡単だと思い、やってみると意外にも難しいんですよね…
私の失敗例でわかるように、どうしても反応してしまいます。
吠えれば要求が通ると覚えてしまうと、やめさせるのは難しくなってしまうんです。
私の飼っている犬ではあまり効果が出なかったのですが「気をそらせる」という方法もあります。
吠える可能性がわかっている状況の場合は、その前にオスワリやマテなどの指示を出すことで、吠えたい状況から気をそらせてあげるのです。
指示を守って吠えるのを我慢できたときは、たくさん褒めてあげましょうね♪
吠えるときの3つの感情
喋ることのできない犬にとっては、気持ちを伝える手段として「吠える」「鳴く」という行動に出るのは、自然な流れですよね。
いったいどんな感情で吠えているのかを、3つに分けて考えていきましょう。
私の飼っている犬もまだ治らないのがチャイムの音で、ご近所の人や宅急便などが来たときはチャイムが鳴るたび吠えます。
チャイムのほかにも、いろんな場面で吠えることがありますよね。
例えば散歩中にすれ違う犬や、男性・子どもの声、車や工事の音など、愛犬にとって見慣れない・聞き慣れないものに恐怖心があるのかもしれません。
この場合は可愛がられているからこそ、甘えて吠えているのだと思います。
愛犬からするとご飯やおやつが欲しい、散歩に行きたい・構(かま)って欲しいという、犬自身が嬉しかったことをされたい場合です。
ご飯や散歩をある程度、決まった時間にしていませんか?愛犬は「そろそろ〇〇の時間じゃない?」と催促(さいそく)しているんですよ!
また飼い主さんが外から帰ってきたとき、吠えて飛びついてくるのも、嬉しさを表しています。
ただ飼い主さんと居たいという感情ですが、仕事や用事で出かけることもあるので、いつも一緒に居るというのは無理ですよね。
「また一人になっちゃうの?」「ケージに閉じ込められるの?」と寂しくなり吠えてしまう可能性があります。
次に無視以外で、要求吠えを減らすことができる方法をご紹介していきます!
犬の要求吠えには時間を決めずご飯や散歩に連れて行く
犬の要求吠えをやめさせる方法の1つ目は、時間をあえて決めないことです。
毎日の規則正しい生活は、健康のために必要だと考える飼い主さんも多いですが、実は要求吠えの原因になっている可能性があります。
吠えるときの感情で2番目に紹介しましたが、ご飯や散歩の時間が決まっていると、その時間が楽しみで早くしてと要求が始まるんです。
そうならないために、毎日のルーティーンを少しずつ変えてみるのがいいですよ♪
以前のウチの犬
決まった時間に散歩へ連れて行き、そのあとにご飯をあげるという一連の行動をしていました。
なのである程度の時間になると、犬がソワソワし始め「散歩行こう」と吠え出します。
私も条件反射で「そろそろ散歩の時間だ」と何も考えないで連れて行くという流れです。
要求吠えを防ぐ方法で時間を変える対応を知ったとき、最初は無視をするより難しいのではないかと感じました。
そんな私がどんな方法で時間を変更することができたのか…実は意外と簡単なきっかけで成功したんですよ!
ウチの犬が成功した例
本当に偶然ですが、いつもの散歩の時間に家を留守にすることが続き、お腹が空いているだろうと思い、先に何度かご飯をあげたんです。
その後で散歩に連れて行くと、最初は「あれ?いつもと違う…」と少し戸惑っている様子を見せたのですが、すぐに落ち着いてくれました。
散歩の時間を決めないことで、しばらくは私の行動を見て「いつ行くの?」とついてきますが、すぐに「違うの?」と諦めてくれるようになったんです。
ご飯や散歩の時間をバラバラにすることでほかにも良いことが!!おやつの要求も減ってきたんですよ♪
私は毎晩夫婦でお疲れ様と言いながら乾杯をするのですが、そのたび犬にもおやつをあげていました。
なので「お疲れ!」というワードを聞くと、足元に寄ってきて「クンクン」と鳴き、おやつを催促するんです。
最初は一緒に楽しめば良いくらいに思っていたのですが、次第に吠えたり足元をグルグル行ったり来たり…
私たち夫婦も落ち着かない…という感じで困っていましたが、ご飯や散歩の時間を変えることで思い通りにはならないと学習してくれていました。
それからは、足元で静かにフセをして待つことができるようになり、しばらくしておやつをあげるようにしています。
おやつが最後のひとつになったときに必ず「オワリ」と伝えてからあげるようにすると、食べ終われば自分の寝る場所へ戻って行くようになりました。
以前より、しつこく要求することが減り、大人しく待つことができています。
犬の要求吠えはいつまでにやめさせるべき?子犬はいい?
犬の要求吠えをやめさせる2つ目の方法で、いつまでにやめさせればいいのかですが、実は子犬のときから要求は始まっています。
なので家に迎えたときから、要求は通らないと教えていくことが大事なんですよ!
ですが子犬を迎えたばかりは「クーンクーン」と鳴かれるとついケージから出してあげたくなります。
子犬のときは、はかなく鳴いている感じがしても成犬になれば「ワンワン」になり、要求吠えといわれるんです。
私が飼っている犬がウチにきたのは、生後2か月頃で手のひらに乗るほど小さくて可愛く「クーンクーン」と鳴かれると反応していました。
ケージからすぐに出して、必要以上に構ってしまい、その行動が要求吠えにつながってしまったんです。
どんなに小さくても、要求が通ることを学習してどんどん酷くなってしまいます。
なので最初は可哀想だなという気持ちになっても、要求をしても希望が通らないということを、教える必要があるんです。
子犬がケージから出して欲しいのは、環境が変わり不安な気持ちになっていたり、いろんなものに興味があったりと様々な理由がありますよね。
吠えるときの感情で1番目に紹介した「怖い・不安」な気持ちは、知らないことに対して吠えている可能性が考えられます。
- ドックランに連れて行く
- 一緒にドライブ
- いろんな人と関りをもつ
ドックランではいろんな犬と接点を持つことで、犬同士の挨拶や接し方を学べます。
そしてドライブや人との関りで、聞いたことのない音や声にも馴染むことができ、飼い主さんが楽しそうにしているのを見て安心なものと学習できます。
子犬の頃からいろんな経験をさせてあげることで、怖くないことを学習し、必要以上に吠えるのを防ぐことができるんです。
吠えるときの感情で3番目に紹介した「寂しい」という気持ちを、少しでも和(やわ)らげるためには犬に安心できる場所を作ってあげること。
それはケージやクレート、犬専用のクッションなど「ここなら安心」と思える場所があれば、寂しくて要求吠えをするのが防げるんです。
犬が留守番をするときだけケージを使っていませんか?犬からすると、ケージ=ひとりぼっちで寂しいと覚えてしまいます。
なのでケージやクレートを安心する場所として使うのであれば、日常的に快適に過ごせる場所として覚えてもらう必要があるんですよ!
いつも遊んでいるおもちゃやぬいぐるみ、飼い主さんのニオイがするタオルなど一緒に入れてあげると安心します。
また飼い主さんが家に居るときもケージに入るとおやつを貰えたり、たくさん褒めるなどをすると、嬉しいことがある場所に変わります。
「もうウチの犬は成犬だから無理なのかな…」と思われた方!安心してください♪
私の犬も10歳を超えた頃からいろんな方法を試し、少しずつ家族でルールを決めながら続けることで要求吠えが落ち着いてきたので大丈夫!
子犬の頃からしつけとして教え、要求しなくていい環境にすることで吠え癖の対策にもなります。
もちろん犬の性格もそれぞれ違うので、その子に合ったやり方で要求吠えを治す方法を探してくださいね!
要求吠えでもSOSの場合
①老犬は加齢による認知の低下のせいで、吠えている可能性もあるので飼い主さんは愛犬の様子をよく見てあげてください。
②いつもと変わらなく吠えていてるように感じても、どこか体に痛みや不快感がある場合もあります。
気持ちを言葉で伝えられない犬は、吠えることで伝えようとするので、少しでもいつもと違うと感じた場合は様子を見て病院の受診をしてください。
まとめ
- 犬の要求吠えは正しく無視をすればやめさせられる可能性がある
- 要求吠えが治らないときは、犬の気持ちを考え対応を変える
- 要求をしなくていいように、安心できる場所を作ってあげる
- 犬の性格に合ったやり方で試してみる
たくさん調べていくうちに、小さい子供を育てているようだなと感じました。
だからいたずらや要求吠えなど、困らされることがあっても、やっぱり可愛い存在なのだと思います。
それでもほかの人に、迷惑をかけてしまう可能性がある要求吠えで悩んでいる方に、私の経験談が参考になれば嬉しいです♪
こちらの記事ではパピヨンの性格が悪いと言われる理由や、対応策などが書かれています。
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