吠えない、毛が抜けない犬はどんな犬がおすすめ?飼いやすい小型犬と中型犬の人気ランキングトップ3を紹介♪
吠えない、毛が抜けない犬を飼う時は、住んでいる環境に合わせて犬種を選ぶことが大切です。
日本に限らず、飼えなくなってしまって捨てられる仔は少なくありません。家族に迎えるなら最期まで責任を持って飼いましょう。
そのために、まずは環境に合った犬を選びその仔の特徴を知ることが大切になります。
この記事では元ペットショップ店員の私が、多くの人が犬を飼う際に気にするポイントの、吠えない、毛が抜けない犬で室内で飼うのにおすすめの犬種を紹介します。
犬を飼いたいけど初めてでわからない方に向けた、おすすめの犬種も合わせて紹介していきます。
- 吠えない、毛が抜けない犬はどんな犬?
- 飼いやすい室内犬を探している
- 初めてでも飼いやすい犬種を知りたい
犬の種類について知りたい方は、こちらの犬種図鑑も見てみてくださいね♪
吠えない、毛が抜けない犬の特徴を詳しく説明
吠えない犬とは
結論から言うと、絶対に吠えない犬はいません。どんな犬でも吠えます。
私がペットショップで働いていたころ、お客様から『吠えない子ってどの子?』と尋ねられることが一番多かったなと記憶しています。
犬種の性質や体格、その子の性格によってあまり鳴かない、鳴いても声が小さいなどを総じて『吠えない犬』と説明していました。
例えばボーダーコリーやコーギーは犬種のルーツが牧羊犬や狩猟犬などです。
彼らは吠えることで飼い主に獲物の存在を知らせたり、家畜をコントロールする犬であればよく吠える性質を持っています。
それではここで、あまり吠えない犬の例を少し挙げてみます。
性格がおおらかでマイペースな犬種
愛玩犬(ペットとして飼われるための犬)として生まれた犬
鼻ぺちゃ犬(短頭犬)
しつけ次第でどんな犬でも吠える頻度が変わってきます。もともと吠えにくい犬種はそんなに多くはありません。
いくら大人しい犬でも、少し吠えたからと言っておやつを与えたりすれば、吠える=おやつがもらえると覚えてしまいます。
そうすると、おやつが欲しいときはよく吠えるようになってしまいます。
来客時にすごく吠える、外を自転車が通っただけで吠える、どの犬種にも起こりうる無駄吠えも、しつけで覚えさせることができます。
吠えにくい犬種から選ぶ、もしくはしつけをしやすい犬を選んでみましょう。
毛が抜けない犬ってどんな犬?
毛がたくさん抜けるのが気になる方は、プードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャテリア、シュナウザーなどがおすすめです。
毛の生え方には二種類あり、シングルコートとダブルコートです。詳しく説明していきます。
まず太くて皮膚を守る役割があるオーバーコートと、柔らかくて保湿や保温の役割をするアンダーコートがあります。
オーバーコートとアンダーコートを両方持つ犬はダブルコート、アンダーコートのない犬がシングルコートになります。
ダブルコートの犬は、特に春と秋にごっそりとアンダーコートが生え変わる換毛期もあるため、一年を通して抜け毛に悩まされるというわけです。
私も実家で犬を3匹飼っていたころは、真ん中の仔が抜け毛がすごくて、毎日絨毯やソファーにコロコロをかけていました。
お手入れについて
身体を拭いてあげたり、ブラッシングをしてあげるのは、飼い主さんとのコミュニケーションにもなります。どんな仔もこまめにお手入れしてあげましょう。
特にダブルコートの犬は、抜けたアンダーコートがオーバーコートの下に残っているので、こまめに取り除いてあげることで、抜け毛が落ちるのをある程度減らせます。
注意点
シングルコートの仔は、体温調節を担うアンダーコートがないので寒さにとても弱いです。
洋服を着せてあげたりと、風邪をひかないようにしてあげてください。
また、毛は犬の健康状態を表しています。もし、毛並みが悪いなぁと思ったら、ご飯が合わない、うんちが出てないなど何か変わったことがあるかもしれません。
吠えない、毛が抜けない中型犬が実は人気
中型犬が人気の理由
日本では、子供の人口よりペットの数の方が多いというデータがあります。
しかしながら、ペットと住める物件はまだまだ少なく、加えて入居へのハードルが高いという難点があります。
飼育放棄などで捨てられた犬たちが、そのあと家族が見つからず殺処分になってしまうことが多く、それを防ぐことが理由に含まれていると考えられます。
ペット可物件の多くは、マンションでも賃貸住宅でも『近隣住民に迷惑をかけない』ことを重視しています。
そのため吠えない(騒音問題にならない)、おとなしい(人を噛んだりしない)ことが必須になってきます。
この条件を満たせる犬が中型犬に多いため、人気が高い傾向にあります。
中型犬は、小型犬の多くがもつ愛嬌と大型犬がもつ知能の高さを併せ持ち、とても忠実な犬種が多くしつけもしやすいとされています。
臆病な性格が多い小型犬に比べると勇敢な仔が多く、大型犬より優れた協調性があります。
初めて犬を飼う方でも安心して育てていけるでしょう。
中型犬のおすすめトップ3
中型犬を飼いたい人へおすすめの犬種をご紹介します。
第1位 ウィペット
シングルコートで短毛種。非常におとなしい性格で、飼い主さんへの服従心がとても強い犬種です。
毛が短くて薄い分、皮膚や肉球のお手入れを念入りにしてあげましょう。
ウィペットは私がお年玉をためて自分で選び、実家で初めて飼った犬です。
子犬の頃は好奇心旺盛でいたずらもよくしますが、人の言うことをよく聞いているのでしつけがしやすい犬でした。
第2位 ミディアムプードル
実はプードルは大きさによって六種類に分かれます。体長35~45㎝のプードルはミディアムプードルと呼ばれ、中型犬に分類されます。
性格はとっても温厚で、人間にも他の犬に対しても愛情深い一面を持っています。頭が良いのでしつけやすい犬です。
毛はシングルコートで、独特なカールがかかった長毛です。抜けた毛がほかの毛に絡まってしまい、放っておくと毛玉になってしまいます。
こまめなブラッシングをして、綺麗な毛並みを維持してあげましょう。
第3位 アメリカン・コッカースパニエル
アメリカン・コッカースパニエルはダブルコートの犬です。そのため抜け毛対策は欠かせません。
それでもこの犬を飼う人は多く、中型犬の中でも人気の高い犬種の一つです。
明るくて活発、愛嬌がとてもあり誰に対してもフレンドリーなので、しつけもしやすいのが人気の理由です。
甘えん坊な性格で、遊ぶことや散歩が大好きなので、ある程度大きいお子さんがいる家庭にも人気です。
抜け毛は二の次で、かわいい仔が欲しい!と思う方にぜひおすすめしたい犬種です。
吠えない、毛が抜けない小型犬は初めての人におすすめ
小型犬をおすすめする理由
初めて犬を飼う方はまず小型犬をおすすめします。
何故かというと、ご飯のあげ方、お散歩の量、トイレ、お手入れなど、飼うために必要なことが最小限から始められるからです。
小型犬なのでご飯の量も一日10g程、お散歩も短時間で大丈夫、おトイレで出る量も少ないです。
例えばペットを飼っていると、お手入れのために美容院に連れていく、予防接種のために病院に連れていくことがあります。
そういう時は大体大きさで料金が変わってくるので、経済的にも負担が少ないと言えます。
犬を飼いたいなぁと思っている方は、まず小型犬から探してみてください。
小型犬のおすすめトップ3
小型犬の中でも、吠えない(しつけやすい)、毛が抜けない人気の犬種を紹介します。
第1位 トイプードル
人懐っこく甘えん坊な性格で、見た目ももこもこして可愛らしいので、たくさんの人に愛される犬種です。
元は水鳥の狩猟のための犬なので、身体を動かすことがとても好きです。
先日、『トイプードルって散歩しなくていいんでしょ?』という会話を耳にしました。
飼いやすいことが散歩をしなくていいと言う認識につながっている方もいるようです。短時間で十分なのでお散歩に連れて行ってあげてください。
飼い主さんのいうことをよく聞いているのでしつけやすい犬です。
一方で頭がいいが故にずる賢いところもあるので、可愛さに惑わされないように気を付けてください。
ふわふわした毛はカールしています。シングルコートで抜け毛も少ないので、毛が抜けない犬を探している方にぴったりな犬種です。
第2位 ミニチュアシュナウザー
小さくて可愛らしい小型犬が多い中、凛々しい外見を持っているミニチュアシュナウザーは、男性の飼い主さんも多くいます。
遊ぶことがとにかく好きで、子供と遊ぶことも大好きです。
飼い主さんにとにかく従順なのですが、独占したいと思う傾向にあります。
独占したいがために、散歩中ほかの犬に吠えたり、飼い主さんの前を歩きたがったりします。
これは好奇心旺盛な性格の裏に、非常に繊細で臆病な面があるからです。平常心で接しながら、上手に主従関係を築いていってください。
また、ミニチュアシュナウザーはダブルコートなのですが、抜け毛はほとんどありません。
第3位 マルチーズ
可愛らしさと人懐っこさが群を抜いている犬種です。明るい性格にたくさんの方が魅力を感じるでしょう。
とても賢く飼い主さんの言うことをよく聞くので、しつけやすく何でもすぐ覚えます。
一方で、自分より大きい犬は少し苦手なので、警戒して吠えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そこには飼い主さんを守りたいという気持ちがあるので、勇敢さもあって優しい性格をしています。
とにかく褒めてもらうことが好きなので、しつけるときは褒めてあげると飲み込みがもっと早くなります。
マルチーズはシングルコートの直毛ですが、その毛並みはとても美しいものです。日々のお手入れを念入りにしてあげましょう。
涙やけなどしやすいので、ウェットティッシュなどでこまめに拭いてあげてください。
どの犬種でも、買う前に犬の気持ちを理解しましょう。こちらの本は、犬を飼う前に子供と一緒に読むのに最適な本です。
吠えない、毛が抜けない、その他の室内向きの犬種
『一軒家だし、大きい犬が飼いたい!けど家の中で飼いたいから毛が抜けるのは気になる。それにあんまり吠えない犬がいいな。』と、思う方へのおすすめの大型犬がいます。
それはスタンダードプードルとジャイアントシュナウザーです。それぞれ小型犬のトイプードル、シュナウザーの2倍の大きさがあります。
スタンダードプードル
運動能力がとても高いうえ知能も高いため、通常のプードルと同様しつけやすい犬種です。
とてもフレンドリーでほかの犬に警戒心をむき出しにしないので、ドッグランやドッグカフェに連れて行っても、仲良く遊べます。
スタンダードプードルはドイツからフランスへ持ち込まれた後に、フランス貴族から人気が出ました。
ペットとしてさらに人気が広まるように小型化が進み、トイプードルが誕生したとされています。
ジャイアントシュナウザー
警察犬としても活躍する犬です。行動力や判断力に優れています。一方で、とても優しい性格で、子供に慣れやすい一面もあります。
ジャイアントシュナウザーはスタンダードプードルとは逆で、ミニチュアシュナウザーを牧羊犬に適するように大きく改良して生まれました。
頭がいいのでしつけがしやすく、大型犬の中では飼いやすい犬種です。
ミニチュアシュナウザー同様ダブルコートの犬ですが、抜け毛はほとんどありません。特徴でもあるヒゲのお手入れを念入りにしてあげましょう。
ミックス犬の人気
私がペットショップで働いていたころ、お店にミックス犬がたくさんいた時期がありました。
皆さんもペットショップに行って、マルプーやチワックスがという名前を見たことあるかと思います。
ミックス犬はお父さんとお母さんどっちに似てくるか、成長してみないとわからない部分があります。
実際に飼っている方からは、わからないからこそ良さがある。成長が楽しみ。という声をたくさん聴きます。
その仔にしかない個性をもっているということは大変魅力的ですよね。加えてミックス犬は寿命が長いのも人気の理由です。
さらにミックス犬には大きな利点が一つあります。それは、『ミックス犬は毛が抜けにくい犬種の組み合わせが多い』ということです。
ミックス犬ではプードルと他の犬種が一番多い組み合わせになります。
毛が抜けにくい、しつけやすい、皮膚病などにかかりにくいプードルを掛け合わせることで、より飼いやすい犬種が生まれやすくなるのです。
ただ、犬種によってはあまり良くない組み合わせもあります。それは仕方のないことです。
最後は飼い主さんとの巡りあわせになります。どんな犬種でも、どんな風に成長してもこの仔が一番かわいいと思える仔が、あなたの1番のパートナーだと私は思います。
まとめ
- 吠えない、毛が抜けない犬の特徴は、犬の性質と毛の生え方で変わってくる
- 室内犬として飼いやすい犬は中型犬に多く、ウィペット、ミディアムプードル、コッカーなどがいる
- 初めて犬を飼うなら小型犬のプードル、ミニチュアシュナウザー、マルチーズがおすすめ
吠えるかどうか、毛が抜けやすいかは犬種のルーツや性質、その仔の性格で変わってきます。
それぞれの特徴を知ったうえで、環境にあったわんちゃんを選んでくださいね♪
犬が吠える人と吠えない人の違いが知りたい方は、こちらの記事がおすすめです!
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