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猫にアロマは大丈夫なものはある?危険な理由と安全な使い方紹介します♪観葉植物や花を選ぶときの注意点、おすすめハンドクリームを紹介!

2022年5月11日

猫ちゃんに無害なアロマはないので、できればお家で使わない方が良いです

でもがっかりしないでください!使い方を工夫すれば猫ちゃんがいてもアロマが楽しめますよ!

香水とか消臭スプレーも猫に良くないって言うよね。
何がダメなのかな?香り?

アロマは使わないけど観葉植物とかお花を飾りたい!
でも猫って割と何でも口に入れる(笑)やっぱり危ないかな?

猫ちゃんにとってアロマの素になる「植物」は危険がいっぱい。その理由を詳しく説明していきます。ぜひ最後までお読み頂き、アロマを安全な方法で使ってください♪

猫にアロマは危険?アロマオイルの安全な使い方

残念ながら猫ちゃんに無害なアロマはありません。ほとんどのアロマが有害な成分を多く含んでいるため、使うのは控えた方がいいものばかりです。

では皆さん、なぜアロマが猫ちゃんにとって良くないか知っていますか?そこには猫の生態と植物に含まれる成分が大いに関係しているんです。

まずは、猫にとって危険な理由を詳しく説明していきますね。

猫にとって危険な理由

猫は肉食動物だから

猫は本来砂漠に生息していた生き物です。砂漠にはあまり植物は育たないので、猫は植物を食べる必要も、機会もほとんどありません。

そのため猫は「完全肉食動物」なのです。ではなぜ、完全肉食だとアロマが危険なのか。それは、草食動物との肝臓の作りの違いにあります。

草食動物は名の通り植物を主に食べます。なので、時には微量の毒物を含む植物を食べてしまう事もあります。

もし、毒物を摂取してしまった時には肝臓がそれを解毒し、体外に排出させる働きをするのですが、肉食の猫はこの機能「グルクロン酸配合」を持ちません。

なので、そもそも植物というものが猫にとって苦手な物になってしまうのです。

植物の成分が濃縮されているから

アロマを作るとき、精油(エッセンシャルオイルとも言いますね)と呼ばれる植物から抽出した油を使います。

この精油を例えば1㎏取るのに、どの位の量の植物が必要か想像はつくでしょうか?

アロマの代表、ラベンダーならなんと100~200㎏の花が必要になるんです。全く量の想像なんてつきませんよね!

しかもこの量を100~1000倍にぎゅっと濃縮(のうしゅく)しているんです。

ただでさえ植物が苦手な猫にとってこの量は、もし毒性の強い植物であれば、猛毒どころか恐らく死んでしまいます。

特に猛毒なものとして有名なものだと、ユリ科(ユリ・チューリップ)、ナス科(某有名映画に出てくるマンドレークはナス科)、サトイモ科などが挙げられます。

柑橘系に含まれる成分

レモン、マンダリン、ベルガモット、グレープフルーツなど柑橘系の香りは、爽やかな香りが結構強いですよね。

これらの柑橘系の皮には「リモネン」と呼ばれる匂いの素となるモノテルピン炭化水素類が多く含まれています。

よく猫除けや、いたずら防止スプレーに柑橘系の匂いがついているものが多いのは、猫にとってすごく不快な臭いだからです。

そして、この匂いの素リモネンは猫の肝臓で分解することが出来ません。

猫にとって有毒で、食べさせたり、この匂いがする部屋にずっと猫を置いておくと、嘔吐したり意識が無くなったりしてしまいます。

さらに、猫はペパーミントやミントなど割とスースーするハッカ系の匂いも大っ嫌いです。

歯磨き粉の匂いとか、たまにふざけて嗅がせる人もいますがあれは絶対NGなのでやらないでください。

ハッカ系にはケトン類と呼ばれる、モノテルピン炭化水素類の一種が含まれています。体内に蓄積しやすく神経に対して強い毒性を持ちます。

スパイス系のアロマは猛毒

スパイス系のアロマ、オレガノ・タイム・グローブ・シナモンなどはピリッとした大人の香りがし、これらにはフェノール系と呼ばれる成分が含まれています。

左:オレガノ 右:タイム

フェノール系には抗菌・殺菌作用がありとても有能なのですが、その反面、肝毒性と皮膚への強い刺激性も持ち合わせています。

皮膚が薄く吸収されやすい

ここまで猫の肝機能、柑橘系、ハッカ系、スパイス系のアロマの特徴、アロマに使用される精油に使われる植物の量を説明しました。

上の4つの理由を踏まえて読んでいただきたいのですが、これが最も重要な理由です。

人も猫も皮膚の作りは同じです。表皮、真皮、皮下組織。猫はとりわけこの表皮が薄い作りになっているんです。

そのため、猫の皮膚は吸収力が抜群に高い!皮膚に塗った精油成分が5分後には血液から検出できた、という報告もあります。

そして皮膚から吸収されたものは血液を通って肝臓にたどり着きます。

ここで1つ例をご紹介します。何年か前、アメリカで販売されているペット用シャンプーに、「ティートゥリー」という精油成分が含まれていました。

それを使ったペットたちが体調不良になったり、死亡してしまうケースが、実際にあったんです。

ティートゥリーなどに含まれる「ピネン」という成分は、猫にとってはかなりの猛毒になることが分かりますね。

猫は一日を通して様々な匂いを皮膚から吸収し、さらには毛づくろいで体を良く舐めるので、特に以下の3点に気をつけましょう。

  • 猫のいる部屋でアロマを使わない
  • アロマを使った手で猫に触らない
  • ティートゥリーなど森林系(ユーカリ・サイプレス等)の精油が使われているペットシャンプーは使わない

猫ちゃんがアロマの危険にさらされることが無いようにしなければなりません。

そもそもよくわかっていない

ここまでいろいろな説明をしましたが、猫にとって精油成分が何故猛毒となるのか。

そのメカニズムは実のところよくわかっていません。今後の動物医療において解明されると良いですね。

猫とアロマ加湿器の使い方!ラベンダーは安全なものを選ぼう

自然由来の物だからと言って、100%安全ということは決してありません。

それでも、アロマを使うことで様々な効果が期待できる事も確かです。

そこで猫ちゃんがいてもアロマを使うことが出来る方法をいくつかご紹介していきます!

フローラルウォーターを使う

アロマを使う際、代表的な物にディフューザー(加湿器の様に空気中に匂いを広げる)があります。

ここにエッセンシャルオイルではなくフローラルウォーターを使ってみましょう!

有害な精油成分が少ないので、猫ちゃんがいても安心して使えます。

ただ、猫ちゃんがよくいる部屋で使うのはいくらフローラルウォーターでも多少の危険は伴い(ともない)ます。

寝室には入れないなどして、猫ちゃんのいない別の部屋で使うようにしてくださいね。

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ハンカチ・コットンにつける

実に面白い使い方だなぁと思ったのですが、アロマを普段持ち歩くハンカチやお化粧の際にコットンに染み込ませて嗅ぐ、という方法です!

特にミント系のスッキリとした香りがするものは鼻づまり解消の助けにもなるので、花粉症がひどい人にもおすすめです♪

ハンカチは洗濯機に入れる、コットンは捨てるなど、猫ちゃんが嗅いだり噛んだりしないようにしてくださいね!

沐浴法(もくよくほう)

沐浴法とはアロマテラピーの一種で、芳香浴法(ほうこうよくほう)とも言います。

よく漫画とかで宮殿の人とか、お嬢様とかバラのお風呂入ってるよね!あれの事?

残念なが漫画のようにお花は入れませんが、お風呂にアロマを入れて入浴する方法です!

バスタブ200㎖に対し、アロマ1~5滴くらいを垂らしてお風呂に入ります。

忙しくて時間が無いよ!という方は、バケツや洗面器にお湯を張ってアロマを垂らす「部分浴」もおすすめ♪

ミント系のアロマを使った部分浴は、吐き気やほてりなどを抑えてくれる効果があります。

自律神経の乱れがある方、うつ病の方、偏頭痛持ちの方に特に一度は試して欲しいです♪驚くほどスッキリしますよ!

猫ちゃんは飼い主さんの手を舐めたりするので、足など短時間の部分浴を行うと良いですね!(靴下をはいたりして猫が舐めたりするのを防ぎましょう)

ボディスプレー

アロマボディスプレーを身体につけるのもおすすめです。空気中にシュッとスプレーしてその中をくぐります。香水を使う人が良くやっている方法です。

ただし、猫ちゃんがいる部屋ではやらないこと!猫が立ち入り禁止の部屋でやるか、外に出てから、玄関(猫が出入りできない場合)でするようにしましょう!

また、ボディスプレーは自分で作ることもできます!材料もほとんど100均・薬局で揃えられるのでお手軽です。

ただし、柑橘系・スパイス系のアロマを使うことはお勧めできません。

・精製水45㎖

・無水エタノール5㎖

・好きなアロマ3~10滴

私も実際に作ったことがあるのですが、香りはそんなに強くならずほんのり香るかな?ぐらいでした!

ラベンダーは真性の物を使う

ラベンダーには二種類あるってご存じでしたか?「真性ラベンダー」と「スパイクラベンダー」と言われているものです。

真性ラベンダーには有毒成分ケトン類がほとんど含まれていないので、アロマとして安全に使うのに向いています。

見分け方としては、

  • 値段がとても安く商品名・成分に「ラベンダー」としか記載(きさい)が無い
  • ツンっとした香りがする

上の物は基本的にスパイクラベンダーだと思ってください。

真性ラベンダーは記載がきちんとあり、それなりにお値段もして(メーカーによる)、お花の良い香りがするはずです。(下記Amazon参照)

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アロマを使うなら

人間にとってリラックス効果のあるアロマは、猫ちゃんにとっては危険な物。なるべくなら使わないことをおすすめします。

神経中毒のほか、体調悪化、嘔吐、下痢、運動失調、めまい、異常行動や、猫にとって死亡率の高い肝不全になってしまう可能性すらあります。

危険性をきちんと理解したうえで、安全な使い方をするように心掛けて行きましょう。

猫とアロマキャンドル

アロマキャンドルはいい匂いがしてリラックスできますよね。

ですが、アロマキャンドルは石油が原料のパラフィンワックスからできています。

燃焼させると、猫に有害な物質が発生するので、置かないほうがいいでしょう。

猫に無害な観葉植物と花を紹介!安全にリラックス♪

アロマは使わないけどリラックス・癒し効果は欲しい!と思って、観葉植物やお花を飾る方もいますよね!

実は猫ちゃんは毛玉を吐きたいがために草などを食べる習性があります。

お家に飾っている観葉植物や花が有毒な物だったら大変なことになってしまいます。

猫ちゃんにとって危険な植物と、飾っても安全な植物をご紹介するので選ぶ際に参考にしてみてください♪

猫に危険な観葉植物

ユリ科

主によく見かけるものだと、カサブランカ・テッポウユリ・チューリップ・ローズリリー・ヒヤシンスなど、比較的大きくて甘い香りをさせるものです。

根・葉・茎・花に至るまで有毒で、少量でも腎臓に異常をきたします。

急性腎障害と言って、尿から悪いものを出す機能が壊れたり、体温調整が出来なくなります。

サトイモ科

大きく肉厚で鮮やかな緑色の葉を特徴とし、人気の高い観葉植物が多いサトイモ科。

その葉や茎にはシュウ酸カルシウムという有毒成分が含まれています。

猫が口にすれば嘔吐や口腔内の痛みを引き起こしてしまいます。ポトス・カラムージュなどがこれに当たります。

カラムージュ
幸福の木

幸福の木と呼ばれるドラセナは、嘔吐・下痢・麻痺を引き起こす毒性を持っています。

とても有名で人気な観葉植物ですが、猫ちゃんがいるお家には置かない方が良いです。

ドラセナ(幸福の木)
多肉植物

特に代表的な物はアロエ!皮や葉っぱに含まれるバーバイロンは、下痢や腎炎を起こす有毒成分です。

また、サボテンも多肉植物になりますが、単純に棘が危ないので、おすすめできません。

猫に安全な観葉植物

猫にとって一番安全なのは「猫草」、えん麦や小麦、大麦などの穀物の若葉の事です。

ただし、稀に穀物アレルギーの仔もいるので注意が必要です。

菜野花

うちの仔は穀物アレルギーでした…

その他には、ガジュマル(多幸の木)・パキラ・モンステラ・シュロチクなども猫ちゃんにとって、安全な観葉植物です。

猫に危険な花たち

ユリ科

何度もしつこいようですが、ユリ科の植物は本当に猫にとって有害な物ばかりです。

先に紹介したユリやヒヤシンスに加え、ネギ、ニラ、アスパラガスなども花に限らず有毒です。家庭菜園などする方は注意が必要になってきますね。

また、お家に飾るものだとスノーフレークやキキョウランなんかも人気ですが、こちらも有毒植物になります。

下痢や嘔吐、麻痺、視力障害、急性腎不全などを引き起こします!

ナス科

ナス科はホオズキ・アサガオ・ペチュニアなどが有名ですが、唐辛子、ナスに加えトマトもナス科なんです!

もし猫ちゃんが食べてしまった場合、嘔吐・下痢に加えて、発熱や瞳孔の異様な開きなどが症状として現れます。

ツツジ科

ツツジ科は花だけではなく、全体的に毒を持っています。

鉢植えとして人気のアザレアやツツジは痙攣を引き起こし、昏睡(こんすい)状態になってしまう事もあります。

キンポウゲ科

見た目が華やかなものが多いキンポウゲ科には、切り花として人気のアネモネやラナンキュラスがあります。

猛毒で有名なトリカブトもキンポウゲ科の花です。青くて鮮やかな花ですよね。

これらに含まれる毒は血便・胃腸炎など特にお腹に症状が出てしまいます。

その他にも、アジサイ・カーネーション・菊・パンジーなど人気のある花にも、猫にとって有害な成分が多く含まれていますよ!

小学生のお子さんがいるご家庭ではアサガオを育てる学校もあると思います。

アサガオの種は猫にとって猛毒の塊なので、持って帰って来た際には置く場所に注意が必要です。

猫に安全な花

猫にとって安全な花の代表的な物は、ガーベラ・胡蝶蘭・バラ・デンファレなどがあります。

デンファレはラン科の花で、ラン科は猫に安全な花がたくさんあります。

スズランの様に名前にランがついていても、ラン科の植物とは限らないのでお花屋さん聞いてみるといいですよ♪

また、バラは実や種に有毒成分があるので、苗から育てる人は猫のいる場所には置かないように!

観葉植物や花を楽しむために気をつける事

人工観葉植物を選ぶ

主にプラスチックで作られているのが人工観葉植物で、猫ちゃんが少しかじったとしても害はありません。

まずはこれで様子を見て、猫ちゃんが興味を示さなければ無害な観葉植物を置いてもいいですね。

木酢水を使う

木酢水とは、木炭や竹炭を作る過程で発生する煙に含まれる成分を冷やして作られます。植物の葉っぱに吹きかけると育ちが良くなります。

害虫駆除にもなりますし、何より猫が大っ嫌いな匂いなので観葉植物やお花に吹きかけておくと、あまり近寄らなくなります

置き方を工夫する

観葉植物やお花の置き方に工夫をすることで、猫ちゃんが誤って食べてしまわないようにしましょう。

少し高さのある鉢植え置きを使ったり、専用の棚を作って上の方に置いてみたり。

それでも猫は高いジャンプ力で棚の上に登ってしまったりするので、保護用の網をかけておくと良いですね(見栄えはよろしくないですが)

猫に無害なハンドクリームで安全に香りを楽しもう!

数あるハンドクリームの中で「猫が舐めても絶対安全! 」とされていて、香りがあるものは残念ながらあまり売られていません。

本来であれば無香料の物が1番安全なのですが、1つだけ香り付き、尚且つ猫が舐めても安全なハンドクリームがあったのでご紹介します!

Supmile(サプミーレ)
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こちら「サプミーレ」という無添加のハンドクリームです。

ほんのりラベンダーとのバラの香りがし、エタノール不使用のため猫ちゃんが舐めても安全なクリームになっています。

しかし、手をたくさん舐める仔、じゃれてくる仔、子猫がいるなら使用は控えた方が良いですね。

ある程度大きくなって手を舐めなくなる子もいるので、そうしたら使用するのに最適な商品です。

菜野花

私は家ではワセリン、仕事では香り付きと使い分けていますよ!

まとめ

  • 猫は肉食動物なので、植物の毒性を肝臓で分解することが出来ない
  • 柑橘系、スパイス系、森林系のアロマは猫にとって特に有害
  • ハンカチにアロマオイルを垂らす、沐浴をするなど安全に楽しむ方法を行う
  • 観葉植物やお花を飾るときも、危険なものと安全なものを見分ける

猫にとって無害なアロマは残念ながらありませんが、安全な使い方はいくつもあります。

危険な面も理解した上で、猫ちゃんがいても安心なアロマの使い方を見つけてくださいね!

こちらの記事では、飼い主の妊娠に猫は気づくかどうか書かれています。