犬の黒い血豆の原因はダニ!体のできものやイボの対処方法は?異変を感じたら見逃さないで気付いたら獣医に診てもらおう!
ワンちゃんの体に黒い血豆やできものを見つけたら、自己判断せずまずは病院へ行き獣医に適切な診断をしてもらいましょう。
ワンちゃんは家族の一員でとてもかけがえのない存在ですね。ずっと元気で長生きしてほしいと思います。
私の家にも今年14歳になるチワピン(チワワ×ミニチュアピンシャー)がいます。
もちろんですがワンちゃんは言葉を話してくれません。体調が悪いとか、どこが痛いなど教えてくれません。
何気ない生活の中で飼い主がワンちゃんの体の異変を早く察知して適切な対応をすることで病気などの早期発見ができます。
体にできた「できもの」について病気なのか、何が原因なのか、対処法などをまとめてみました。
犬の黒い血豆は重大な病気が隠れている可能性がある!
ワンちゃんを撫でているときやブラッシングをしているとき、皮膚に「できもの」を見つけたことはありませんか?
しばらく放っておけば治るのか、ちゃんと病院へ行き診断してもらう方がいいのか考えますよね。
ダニやノミが付き血豆のように見えたり、黒色腫(こくしょくしゅ)という腫瘍などができている可能性があります。
また違う皮膚の病気の可能性もあるので、気になったことがあればすぐ動物病院を受診しましょう!
黒色腫になりやすいワンちゃんの特徴
- シニア犬
- 小型犬
- 被毛の色が濃い
ワンちゃんの種類
- ゴールデンレトリーバー
- シュナウザー
- ドーベルマン
- ピンシャーなど
老犬の皮膚にできる「できもの」の多くは免疫力の低下によるものです。
免疫が低下すると感染症にかかりやすい上に「できもの」ができやすくなってしまいます。
皮膚にできた「できもの」を放置して自然に治るものもありますが、獣医に診てもらい適切な処置をしてもらうことをお勧めします。
犬の黒いものはダニ?マダニ?違いと対処法
ダニとマダニは何が違うの?と思いますよね。
ダニ
普通のダニは布団やカーペットなどにいて、人の垢やフケを餌に増殖していく室内に住むものです。
マダニ
マダニは外に住むダニで動物の血を吸って増殖します。
マダニは山や森、草木があるところに生息します。毎日のお散歩でも寄生される危険があります。
黒っぽい血豆のようなものを見つけても、無理に取ったり潰したりはしないでください。
無理やり取るとワンちゃんの皮膚にマダニの口の部分が刺さったままになり、感染症を起こす可能性があります。
見つけたらすぐ病院へ行き獣医に取ってもらうのが一番安心です。
マダニに刺されると痒みだけではなく、重症熱性血小板減少症候群(SFTSV)という病気を持っているマダニに刺されると感染する可能性があります。
ウイルスをすべてのマダニが持っているわけではないですが、感染すると38度以上の発熱、下痢、嘔吐、食欲不振になり、場合によっては死亡します。
他にも、日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)や脳炎ウイルス、ライム病などの病気もあります。
マダニの被害からワンちゃんを守るためにできることがあります。
①マダニの予防薬
マダニの予防薬はフィラリアの予防接種の時に獣医に相談しましょう。
おやつのような内服薬か首元に液を垂らす方法があります。1回の効果は約1か月なので4月から11月まで1か月に1回薬を与えます。
②ブラッシング
毎日ワンちゃんとお散歩をしていると思いますが、散歩後ブラッシングすることでマダニなどを早く見つけることができます。
③シャンプー
定期的なシャンプー(月1回から2回)をすることで体にできた異変を気付きやすくなるとともに、皮膚の清潔な状態を保てます。
犬の黒いできものは悪性腫瘍の可能性もある
・黒色腫
黒色腫には良性のメラノサイトーマと悪性のメラノーマがあります。
肌が黒いワンちゃん、老犬、オスのワンちゃんの発生例が多いといわれています。
毛が生えているところにできる「できもの」は良性の場合が多いですが、指や口腔や眼球にできた場合悪性の可能性が多いです。
治療方法は手術、放射線、抗がん剤、免疫療法などがあります。
手術の場合、ガン細胞の転移などを避けるため、正常な組織でも近くの骨ごとや眼球ごと摘出することもある可能性があります。
悪性の場合、色は黒や赤黒い色をしていることが多く、急激に大きくなったり硬くなったりしている場合は、早めに獣医に診てもらう必要があります。
「痒くも痛くもなさそう」と思っても放置するのはやめましょう。
・毛包腫瘍(もうほうしゅよう)
硬いコブや脱毛の症状で良性、悪性ともにありますが手術で切除できるといわれています。
・脂肪腫(しぼうしゅ)
体の柔らかい場所で、脂肪の塊のように触ると柔らかい良性の腫瘍です。
・乳頭腫(にゅうとうしゅ)
口の中や瞼にカリフラワーのような形のピンク色のイボができます。パピローマウイルスというウイルスの感染によって発症します。
接触感染するので飼い主も感染しないよう気を付けなければいけません。
・基底細胞腫瘍(きていさいぼうしゅよう)
皮膚の下の細胞にできる腫瘍で、いろんなところにできる可能性があり、ドーム型で脱毛するといわれています。
・肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)
皮膚だけではなく、内臓にもできる病気です。内臓にできると元気がなくなり、食欲低下や下痢などの症状がでる可能性があります。
皮膚の場合はあまり変わった様子はないようです。
・扁平上皮癌 (へんぺいじょうひがん)
老犬や白い被毛のワンちゃんの発症率が高い病気です。
赤く硬いしこりなどができ、皮膚がただれ潰瘍(かいよう)ができることもあります。
犬の黒いイボの原因は何?どんな対処法がある?
イボの原因のほとんどはパピローマウイルスが多いです。
自然界に存在しているウイルスなので健康であれば大丈夫なのですが、免疫力の低下した老犬などは少しの傷から感染しイボの原因になってしまいます。
最近私の家のワンちゃんの耳下あたりにイボを発見しました。最初は「すぐ治るだろ」と思いあまり気にもしていなかったんです。
でも、しばらくしてもまだあるんです。気になりいろいろ調べました。
上記のようにガンだったらどうしようと不安になり病院へ行くことにしました。
今回は「イボですね、何度もひっかいて傷が治らないよりレーザーで焼いて早く治しましょう」と診断されレーザー治療をし、投薬もなく無事終わりました。
ホッとしましたが老犬のため、これからいろんなところにイボができる可能性があることに気付きました。
免疫力をあげることで、少しでも元気で健やかな生活を送ってほしいですよね。
免疫力をあげる3つのポイント
①ストレスを溜めない
適度に散歩したりスキンシップをとり、ゆったりとした生活環境を作ってあげましょう。
②腸内環境を整える
ワンちゃん用のフードやおやつの乳酸菌などを与え、腸内環境を整えてあげましょう。
③適度な運動をする
体温が下がると免疫力も下がるので、散歩や適度な運動をして筋力低下しないように気を付けましょう。
まとめ
- 犬の黒い血豆を見つけたら獣医に診せる
- スキンシップをとることで異変に早く気付ける
- マダニを見つけても自分で取らない、潰さない
- シャンプーやブラッシングで清潔にする
- 免疫力を高め病気にかかりにくい体を作る
ワンちゃんの体調や変化は、飼い主が早く気付くことで健康でいることができます。
何気ないサインを見逃さず、放置するのではなく早めに獣医に診てもらいましょう。何でもなければ安心できます!
こちらの記事では、夜に散歩に行くときについて書かれています。100均のライトを検証しました!
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