賃貸にエアコンが1台しかない!追加の設置や古いエアコン交換・故障の時は大家さんに確認しないと、修理費用・退去時の修繕費用は自分負担に!?
アパートやマンションに住んだことのある人で、「エアコンが壊れたかも⁉」「1台しかないの⁉」という経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
エアコンに限らず言えることなのですが、設備に関するトラブルがあった場合は管理会社に連絡した方がいいです。
なぜなら賃貸だと「経年劣化」と呼ばれる設備の不具合は大家さんが費用を負担するからです。
「知らなくて払っちゃった」だと、あまりにももったいない!
引っ越し歴9年で引っ越し回数7回の私がみなさんに知っておいてほしいポイントも紹介♪
知識がないせいで損をするのは今日で終わりにしましょう!住まい整え、気持ちよく暮らすきっかけになると思います。
入居の時に渡された契約書なども用意して、自分の所ではどんな対応をしてもらえるか確認してみてください♪
賃貸にエアコンが1台しかないとき追加設置はしていい?
まず初めにエアコンの追加設置を考えているみなさんに伝えたいことは、設備に関するトラブルがあった場合は管理会社に連絡した方がいいということです。
なんでも検索できる世の中なのに調べもせず「まぁ今住んでるのは自分だしいいだろう」と自己判断して、勝手に穴をあけたり工事をするのはやめましょう!
あとから「こんなはずじゃなかったのに」と頭を抱える羽目になってしまいますよ。
ちなみに、みなさんが住んでいる家の契約書には設備項目のところに「エアコンあり」と書かれていますか?
私の書類には下記写真のように「冷暖房」と書かれていました。なんともグレーな書き方ですよね(笑)
今まで引っ越し7回してきた私ですが、各アパートの書類を見る限り、エアコンありと書かれていてもエアコンの台数までは書かれていないところがほとんどです。
みなさんに言えることは「エアコンが何台ついているのか」も不動産・管理会社に確認してください!ということです。
すでに入居していて言いづらいという人もいるかもしれませんが、こういう話はご存じですか?
はじめての一人暮らしで実家から出たばかりの若い女の話。
入居したのは春ごろで過ごしやすい季節だったため、エアコンが設置されていないことに気づいたのは入居から4か月後。
「いまさら不動産に言ってもダメかな」と誰にも相談せず自己判断してエアコン購入。
しかし退去の時に判明したのが、実はエアコンあり物件だったということ。大家さんも管理会社もエアコンの設置を忘れていたという怖い話!
とっても怖い話ですよね!実は私の実体験です(笑)こういう事例はたまにあるそうです。
ですので入居したあとで言いづらいと感じている人も勇気を出して聞いてみることをオススメします。
上記のことから何かあれば、大家さん・管理会社に連絡した方がいいということがわかりますね♪
ちなみに、どういう間取りだとエアコンの追加設置が必要なのか、私が住んでいるアパートを参考にみてみましょう!
私が今住んでいるアパートもエアコンが1台しかない賃貸物件です。
私が住んでいるアパートの見取り図
エアコンはLDKにあるので、寝室として使っている洋室にはエアコンがありません。
洋室にエアコンがなくて私が体感したこと
- 洋室は西窓のみで日中光が入らず暑くならないので、夏場はエアコンなしでも快適
- 冬場は外にいるかのような寒さで、電気毛布やストーブなどの暖房器具がないとキツイ
- 日が落ちる時間は部屋に光が入り暖かな光で読書ができる
私が住んでいるアパートのような部屋の配置なら洋室にエアコンがなくてもそれほど深刻ではありませんよね。
冬が少しキツイかなという感じではありますが、暖房器具で乗り越えてます♪
LDKにエアコンがあって私が体感したこと
- LDKは東窓のみで午前中光が入るのから雨の日以外は比較的、室内が明るく自然光で十分
- 5月から10月は日射しが強く室温も高めで、冷房器具がないとキツい
- 西窓のみの為、夕方には光が入らず電気をつけないと暗い
もしLDKにエアコンがなかったらと想像するとゾッとします。
5月頃から室内は真夏の暑さで汗をかくレベル!
上記のように何かしら不便を感じるから、みなさんもエアコンの追加設置を考えていて、この記事を読んでいるんですもんね。
ここで重要なことを1つお伝えします。エアコンを設置する時は壁を傷つける可能性があるため、取り付ける際には大家さんへの事前確認が重要になってきます。
①まずは管理会社に問合せしましょう!
・本当はエアコンがついている可能性あり→解決
・エアコンがついていない場合は大家さんに交渉したいと伝えましょう!
②管理会社から大家さんに連絡してくれると思います
(してくれない場合は大家さんの連絡先を聞きましょう)
・大家さん側でつけてくれる場合→解決
・大家さん側でつけられないと言われた場合は次のことを確認しましょう!
③エアコンの追加設置の許可・取り付けの工事費用をだれが負担するのか、退去の時に修繕費用がかかるのか確認しましょう!
こうやって見ると確認することが多く感じるかもしれませんが、設備に関するトラブルがあった場合は管理会社に連絡した方がいいと分かってもらえたと思います。
ぜひ上記5つのポイントは覚えておきましょう♪
設置ができないアパートもある
ちなみにアパートによってはエアコンを設置できないところもあります。
設置する時に確認するポイント
・コンセントがあること
・壁の下地が補強されていること
・スリープと呼ばれる室外機と繋がる穴が開いていること
・室外機が置けること
どの壁にでも取り付けられるわけではないということがわかりますね。ただ自分で判断するのはなかなか難しそうな印象ですよね。
この記事を読んでいる方は、「とりあえず設備に関することで分からないことがあったら管理会社に連絡しよう」これだけは覚えていただければいいと思います♪
賃貸でエアコンが故障した時の交換費用は誰が負担?
賃貸のアパートでエアコンが故障した時の交換費用は誰が負担するのかはとっても気になるポイントですよね!
その前に1つ伝えたいポイントがあります。エアコンを使う少し前の時期に試運転をしておくといいですよ♪
一般的にエアコン業者に連絡するのは「使いたいときにエアコンをつけてみたら使えなかった」というタイミングが多いですよね。
みんなが同じタイミングで連絡すると、エアコン業者さんが家に来てくれるのは遅いと1か月もかかります!
それでは困りますよね。そのため早めに試運転することをおすすめします。
そしてここからはみなさんが気になる費用負担は誰かについてお話していきます。
経年劣化によるもの
経年劣化(けいねんれっか)とは
雨風・湿気などによる品質の低下や通常の方法で使い続けることによる摩擦・汚れによる品質の低下のことを言います。
このような場合は入居者負担ではなく大家さん負担になりますので、間違って費用を払ったりしないように気をつけましょう。
過失によるもの
入居者の過失
- エアコンを壊した
- 壁に穴を開けた
- 物を引きずって床に傷をつけた
このように傷をつけた・穴をあけた・壊した場合の費用は入居者負担になりますので気をつけましょう。
残置物のエアコンの場合
残置物(ざんちぶつ)とは
前に住んでいた入居者が退去するときに残していった私物のことを言います。
残置物については必ず管理会社から説明があるらしいです。そのため説明に対して了承したということで残置物の修理はほとんどの場合、入居者負担になります。
確認するポイント
・故障した時に修繕費用がかかるのか
・退去の時に原状回復をする必要があるのか
他の人が置いていったものなのに費用を自分が負担するのはいかがなものかという感じがしますよね。
このように残置物はトラブルの元になりやすいので覚えておきましょう!
故障していない場合もある
故障していない場合
・リモコンの故障や電池切れ
・室外機の周りに物を置いていないか
・霜取り運転を行っていないか
・設定温度が適切ではない可能性がある
上記4点のように故障ではない場合もありますので、こちらも確認してみてください。
故障するリスクを減らすためにできること
エアコンを長持ちさせる方法
・負担のかかる使い方をしない
・慣らし運転を行う
・定期的なメンテナンスを行う
上記3点をみると当たり前のことに感じるかもしれませんが、出来ていない人も多いそうなので実践してみてください。
必要な時にエアコンが壊れた時の対処法
エアコンが壊れるのって「今使いたい!」という時ですよね。
必要な時に壊れたら立ち直れない。
まずは、みなさんが入居の時にもらった書類を確認してみてください。
エアコンが壊れた時にまずすること
- 賃貸住居標準契約書
- 賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書
- 重要事項説明書
上記3点のような書類に、壊れた時・修理が必要な時にどこに連絡すればいいのか、連絡先が書いてあります。
そして意外と知られていないのですが、猛暑や真冬にエアコンが壊れたなど緊急性が高い場合は管理会社が扇風機や暖房器具などをかしてくれることがあります。
ぜひ管理会社に相談してみてくださいね。冷暖房器具をかしてもらえなくても、他の案を出してくれることもありますよ。
エアコンが壊れた時に自分でできる対処法
・夏…扇風機、サーキュレーター、うちわを利用する
・冬…こたつ、ストーブ、ファンヒーター、電気カーペットを利用する
エアコン業者が来てくれるまで
当日・翌日などすぐに来てくれる場合もありますが、混雑していて長い場合だと1か月かかることもあります。
みなさんにも気をつけて欲しいのですが、室内でも熱中症にかかります。
もしエアコンがない部屋で夏を過ごす場合は、扇風機などの冷房器具を使い、水分補給をこまめにしましょう。
賃貸エアコンの掃除クリーニングならどこに頼む?
賃貸で大がかりなクリーニングであれば業者にお願いしたほうがいいと思いますが、自分でできるフィルターのほこりそうじなどはこまめにするといいですね♪
自分でできるクリーニング
- 取り外しができるフィルター
- エアコン本体の表面
- エアコン内部の手が届く範囲の汚れ
自分でできないクリーニング
- 熱交換器
- センサー部分
- モーターなど電気関連
- 自分では手が届かない範囲の汚れ
管理会社は付き合いのあるクリーニング業者を抱えていることが多いです。
エアコンの掃除などクリーニングをどこに頼むか考えているなら、まずは管理会社に連絡をしましょう!
管理会社の紹介ということで他の業者より安く早く修理できることが多いので覚えておいて損はありませんよ♪
賃貸でエアコンを追加しても退去時に置いていく事ができない
賃貸に穴をあけるような工事をした場合は、退去時に原状回復する必要があるので、入居者負担で修繕費用が発生します。
基本的に追加で設置したエアコンを管理会社や大家さんに買い取りしてもらうことはできません。
私の住んでいる部屋にも追加でエアコンを設置していた跡が残っていました。
管理会社に確認したところやはり買い取りはしていないそうです。
調べてみると、管理会社や大家さんの意向で買い取りをしてくれたり、残置物として置いたまま退去させてくれる場合もあるそうです。
エアコンを追加設置する場合は、みなさんも一度確認してみてくださいね♪
ただ基本的には追加設置したエアコンを置いていく事はできないので、管理会社や大家さんの意向で置いていける場合は例外として覚えておいてくださいね!
賃貸のエアコンは試運転をしておこう
夏になる前に豆知識をご紹介します。本格的な夏になる前に、試運転をしてください。
暑いとエアコン業者も忙しく、暑い夏を過ごすことになります。
快適な夏を過ごすために、早めの試運転をしておきましょう♪
まとめ
- エアコンの費用負担は経年劣化なら大家さん負担
- エアコンの費用負担は過失・残置物なら基本的に入居者負担
- 室内でも熱中症になるから、エアコンが壊れたら扇風機など冷房器具を使う・水分補給を忘れないことが大切
- 自分でできないクリーニングは管理会社を通して業者にお願いすると早く安く済むことが多い
- 例外をのぞき、追加で設置したエアコンは退去の時置いていけない
アパートで「エアコンが壊れた」や「エアコンが1台しかない」など設備に関するトラブルがあった場合は、管理会社に連絡したほうがいいことが分かりましたね♪
今すぐ使わない知識だとしても、必要になった時に知っているかどうかで変わってくると思いますので、損せず快適に過ごせるように覚えていただけると幸いです。
こちらも賃貸に住んでいる人に読んでほしい記事になっています。ぜひ参考にしてみてください。
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