猫が避妊手術後にべったり甘えるようになった!性格が変わったのかも?猫の避妊手術後に性格が変わる理由と注意点
猫の避妊手術を考えた時、よく避妊手術後に愛猫がべったり甘えん坊になるという話を聞いた事があるけど今の愛猫の性格を変えたくないと思う飼い主の方にとって、避妊手術するかしないかは大問題だと思います。
しかし実際には避妊手術による性ホルモンが関係していて本来の性格は変わらないんです。
私には愛猫3匹いて1匹目の避妊手術の時に愛猫がどう性格が変わってしまうのか悩んで調べてから手術に挑みました。
なので今回はなぜ猫が避妊手術を受けるとべったり甘えるようになるのか、そして避妊手術のメリットやデメリット、避妊手術後の注意点などをご紹介しますので是非参考にしてみて下さい!
猫が避妊手術後にべったり甘えてくるようになった
計画的な出産を除いて猫を飼う上で、望まない妊娠や病気のリスク回避のために避妊・去勢手術を受けると思います。
猫が避妊手術後べったり甘えるようになった!性格が変わったという話をよく耳にします。
実際、本当なのかどうかを私の猫達の場合を見てみましょう。
我が家には3匹の愛猫がいます。1匹目(メス)、2匹目(メス)、3匹目(オス)
避妊・去勢手術を受ける前
- 凶暴で飼い主以外が触れない
- 近寄ってこない
- 猫同士の喧嘩が絶えない
避妊・去勢手術後
- 甘えん坊になる
- 常に近くにいる
- 喧嘩しなくなった
このように3匹共に変化がありましたが、本来の性格が変わって別の猫になるというような事はありませんでした。
各々の性格は残りつつ日々穏やかになっていったので愛猫の悩みも解消されました。
猫の避妊手術後に性格変わる理由
まず、猫の避妊・去勢手術とは生殖機能を取ってしまう手術の事なので手術を受けると繁殖できなくなり、性ホルモンの分泌はほぼなくなるため、発情もしなくなります。
猫の発情期は個体差もありますが生後6ヶ月頃には春から夏にかけて年2、3回ほどあり、その間の猫には多大なストレスがかかるため興奮状態になったり食欲不振になってします。
そのため手術により生殖機能を取ってしまうと性別や個体差によって変化は違いますが一般的な変化を感じる飼い主の方は多いようです。
しかし性ホルモンの影響なので本来の性格が変わってはいないのです。
手術後しばらくは、神経質になっているので性格が凶暴になる場合がありますが、2日から数日で落ち着くでしょう。
では、猫が避妊手術後に性格が変わる理由を性別で見てみましょう。
オス猫の場合
- 子孫繁栄に興味がなくなり穏やかになる
- スプレー行為がなくなる
- 中性的な猫になる
- 発情期の鳴き声がなくなる
オス猫は根本的な性格は変わりませんが去勢手術によって穏やかになるために甘えるようになります。
メスよりもオスの方が甘えん坊になりやすい傾向にあります。
メス猫の場合
- 他の猫に興味がなくなる
- 飼い主に興味を示し甘える
- 精神的に穏やかになる
- 発情期の鳴き声がなくなる
オス猫と同様に根本的な性格は変わりませんが避妊手術によってより甘えん坊になる傾向があります。
1匹目(メス)
悩みに悩んで発情期を迎えてからの避妊手術。
元々凶暴で私以外の家族が触れなかったが、避妊手術後から私以外の膝の上で寝るようになった。
精神的に穏やかになったが気に食わない時は反抗する。
発情期特有の鳴き声やマーキングは一切しなくなった。
2匹目(メス)
発情期を迎える前に手術をしたので発情期を知らない。
しかし上の猫にちょっかいを出していつも喧嘩していたが術後は喧嘩はしなくなり今では一緒に寝れるようになった。
私に甘えてくるようになった。
3匹目(オス)
オスという事もあり発情期を迎える前に手術。
言う事も聞かず、手のつけられないくらいヤンチャ者だったが今では一番の甘えん坊。
他の猫達とも喧嘩する事なく一緒に遊んだり寝たりするようになった。
猫が避妊手術後に甘えるのはいい?メリットとデメリット
避妊手術後に愛猫が甘えてくるようになると可愛いと思うかもしれませんし、逆に不安になる方もいると思います。
しかし、甘えることにもメリットとデメリットがありますのでご紹介します。
もし自分の愛猫がデメリットに当てはまるようでしたら一度かかりつけの動物病院に相談してみて下さいね。
メリット
- スキンシップが取れるようになる
- 言う事を聞いてくれる
- ストレスがない状態
- ボディーチェックで体調管理ができる
といった点が挙げられ、特にボディーチェックが出来るようになるのは病気や怪我の早期発見にもなりますし、爪切りなども楽になります。
他にも愛猫の可愛い仕草や愛猫との2ショットなどを写真に収めたりできますよ。
デメリット
- 何にも興味がなくなる
- うつ病になる
- 分離不安になる
特に分離不安になると猫だけではなく飼い主さんも大変になりストレスになります。
もしも愛猫がデメリットに当てはまる場合は猫が何かサインを出しているかもしれませんので、動物病院に相談してみて下さい。
猫が避妊手術後に元気がない時の注意点
手術後当日から数日間は手術の痛みやエリザベスカラーをつけたりしてストレスで元気がない猫が多いですが、ごく稀に興奮状態の子もいます。
猫の避妊・去勢手術は全身麻酔を使ったり、場合には1泊入院などするので簡単な手術ではありません。
傷跡を舐めないように注意したり、処方箋が出ているようなら必ず全て飲ませるようにしましょう。
そして無理に遊ばせたりさせずに安静に休ませてあげて下さい。
手術から数日経って元気になって食欲が回復してくれば問題はありませんが、もしも食欲がない事が続いたり、辛くて歩けないような様子の時には必ず動物病院に相談しましょう。
まとめ
- 避妊手術をしても、愛猫の本来の性格は変わらない
- 避妊手術後に甘えてくるのにはメリットデメリットがあるので、デメリットを見逃さない
- 避妊手術は簡単な手術ではないので、術後は愛猫をいたわってあげる
愛猫が避妊手術後にべったりと甘えてきたり、性格が変わってしまう場合が多いですが、全ての猫が変わると言うわけではありません。
変わってしまったとしてもその子の本来の生まれ持った性格は変わっていませんし、中には性格が変わらなかった子もいます。
実際に私の愛猫達も凶暴だった子が大人しくなって甘えたりしましたが、本来の性格は変わってないですよ。
なので猫の避妊手術のメリット・デメリットをよく理解した上で手術に挑んでください。
それにべったりと甘えるだけでなく、避妊・去勢手術を受けるとどうしても食欲旺盛になりますので食事管理も重要になります。
甘えて可愛いのでおやつをあげる。なんて事をすると消化器系や他の病気になってしまいますのでしっかりと食事管理などもしてあげて下さいね。
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