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猫が洗濯ネットでおとなしくならないのは気に入らないから!逆効果にならない入れ方を解説!上手に活用して爪切りやお風呂を楽に♪

2022年9月30日

「猫を洗濯ネットに入れるとおとなしくなる」と聞いたことがあるけど、うちの仔全然おとなしくなりません!という経験のある飼い主さんはいませんか?

猫が洗濯ネットに入れてもおとなしくならないのは、何か気に入らないことがあるからです。

病院に行くとき・爪切りなどの場面で、猫をおとなしくさせるのに活躍する「洗濯ネット」ですが、実はネットならどれでもいい訳ではありません。

猫の性質を知った上で、上手に活用していきましょう!

この記事では、猫が洗濯ネットでおとなしくならない理由と、洗濯ネットの選び方、入れ方まで紹介していくので、参考にしてください♪

猫を飼っている方が考案したにゃんぷくろは、思わず入りたくなってしまう猫の習性を利用しています♪

猫が洗濯ネットでおとなしくならないのは嫌だから!

猫ちゃんが洗濯ネットに入れてもおとなしくならないのは、何か気に入らないことがあると冒頭で述べました。

これは単に洗濯ネット自体に気に入らないことがあるか、「洗濯ネット=怖い」という苦手意識がある場合が考えられます。

まずは、「猫を洗濯ネットに入れるとおとなしくなる」と言われる理由から解説していきます。

おとなしくなる理由

猫ちゃんが洗濯ネットに入れるとおとなしくなる理由は、大きく3つあります。

1.安心感がある

2.気持ちが大きくなる

3.袋を見ると入りたくなってしまう

洗濯ネットに入れるとおとなしくなる理由は、猫の祖先の習性が本能として、現代の猫たちに受け継がれている事が関係しています。

1.安心感がある

猫の祖先はもともと砂漠で暮らしていました。そこでは、それぞれが縄張りを持っていて、食料を溜めておいたり、寝るためのスペースを作っています。

このスペースから食べ物を他の動物に奪われたり、寝ているときに自分が襲われないために、身体がギリギリな狭い場所を好んで縄張りを張っていました。

その名残で猫は狭くて暗い場所にいると落ち着く、という習性が遺伝子的に今も残っているんです。

なので、猫が洗濯ネットそのものを「狭くて落ち着く」と認識しているというより、何かが身体に密着していると「狭い」と感じて落ち着きます。

2.気持ちが大きくなる

猫は狭い場所に身を隠していることで、ほとんど自分より大きな生き物には見つかりません。

自分より大きい生き物にはビビってしまう傾向が猫にはあるので、狭い所にいれば自分より怖いものはいない!と気持ちが大きくなり、安心するのでおとなしくなります。

ちなみにヒトの事は、大きい猫としか思っていないのでほぼ怖くないにゃ

3.袋を見ると入りたくなってしまう

猫は外敵から身を守るため、植物が茂ったところに身を潜めてやり過ごしていました。

そのため、袋になっているものを見ると、茂みに身を隠していた時と似ている!と感じています。

3つの理由から、猫ちゃんが洗濯ネットに入れるとおとなしくなるのは、狭くて暗い場所が安心できると、本能でわかっているという事になりますね♪

暴れる理由

では次に、洗濯ネットに入れてもおとなしくならない猫ちゃんですが、大きく4つ理由があります。

1.サイズが嫌

2.網目が嫌

3.ニオイが嫌

4.苦手意識が出来てしまった

1.サイズが嫌

猫はとてもデリケートな性格なので、ちょっとしたサイズの違いが気に入らないと、洗濯ネットに入れても暴れます。

猫ちゃんにとって一番落ち着く洗濯ネットの大きさは、「猫の身体より少しゆとりがあるかな?」と感じられるくらい。

大きすぎると「敵だ!」と思って怖がり、小さすぎると特に抱っこが嫌いな猫ちゃんは「狭い!」と怒って暴れだします。

ちなみにうちの下の仔は抱っこが嫌いなので、洗濯ネットには断固として入りません(笑)

入れた時に身体に密着するかしないか、くらいの大きさが丁度良いと言えます。なお、入り口は広めの方が飼い主さんも楽ですよ。

2.網目が嫌

洗濯ネットの網目があまりに細かいと、外が見えないので猫ちゃんは不安になり暴れます。

ですが、粗すぎても爪などで引っかいたりして破き、脱走する可能性があるので難しいところです。

中が見えるくらいの網目の洗濯ネットがお家にあればベストです。おすすめの洗濯ネットに関しては、この後の章でご紹介しますね。

3.ニオイに原因がある

猫はとてもニオイに敏感です。洗濯ネットを普段のお洗濯に使っている物や、何匹か飼っているお家であれば他の仔と同じものを使い回していませんか?

他の猫ちゃんの匂いがついていると、興奮してしまう事もあるでしょう。

発情期がある猫ちゃんはもちろん、オスメス混同で飼っていると、去勢しても発情が本能で残ってしまう事もあるんです。

また、お洗濯に使っているネットは、当然洗剤の匂いが染みついていますよね。

特に塩素系が多く含まれる漂白剤などは、猫の皮膚に長く触れていると皮膚炎になったり胃腸を悪くしてしまいます。

しかも、猫の中には塩素系のニオイが好きな仔がいます。塩素系は強いアルカリ性を含むので、あまり長くニオイを嗅いでいるのは身体によくありません。

100均などで安いものを手に入れて、使い捨てにしてしまうくらいで丁度良いでしょう。

4.苦手意識が出来てしまっている

猫ちゃんを動物病院に連れて行く時など、「洗濯ネットに入れてきてください」と言われることがあります。

どうしても入れなきゃ!と思って無理やり入れたりしていませんか?

洗濯ネットに入れられること自体が嫌だ、と思わせてしまったら、おとなしくなることは残念ながらほとんどありません。

どうしても入りたくない猫ちゃんは、無理に入れる必要はありませんよ。

僕たち嫌な事はずっと根に持つにゃ

猫の洗濯ネットへの入れ方を紹介!重要なのは大きさ!

猫ちゃんは怖いという思いが大きくなると、飼い主だろうと歯をむいて噛みつく仔もいます。

飼い主さんはもちろん、獣医さんや看護師さん、スタッフさんが怪我をしないためにも、洗濯ネットに入れた方が安心です。

そこで、猫ちゃんが洗濯ネットを嫌がらない入れ方と慣れてもらうためのコツを紹介します!

洗濯ネットへの入れ方

洗濯ネットに猫ちゃんを入れる時は、猫の体格よりも少し大きめの洗濯ネットを選んでください!

先も述べた通り、サイズ感が気に入らないとおとなしくなりません!

猫ちゃんが入った時に、少しゆとりがあるくらいのサイズが丁度良いです!

その他にもポイントが2つあるので、それぞれ解説していきますね。

1つ目は、無理やり入れない事。素早く入れてチャックを閉めるという事はしないでください。尻尾や手足・毛やヒゲなどを挟んでしまう危険があります。

飼い主さんのせいで痛い思いをしてしまうと、恐らく二度と洗濯ネットには入ってくれません。

2つ目はマタタビで釣らないこと。よくマタタビを与えて誘導する飼い主さんもいますが、マタタビは人間にとってのお酒と同じなんですよ。

猫のストレス解消、食欲促進、老化防止など様々な効果が得られますが、与えすぎると中枢神経に異常麻痺(まひ)を起こし、最悪の場合、呼吸困難に陥ります。

とても依存性があるので、できれば与えない方が良いです。洗濯ネットに入れる為だけに使用するのは、絶対に辞めてください。

洗濯ネットの大きさと選び方

洗濯ネットはなるべくファスナーがしっかりしているものを選びましょう。

ファスナーがもろいものだと、猫ちゃんが一生懸命引っ搔いたら破れてしまう可能性があります。

そこでおすすめしたい商品があります。どちらもAmazonで購入が可能です。最初は猫壱(necoichi) おちつくネットです。

猫壱
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猫壱は、猫のための使いやすい商品を開発している会社です。常に猫の目線から本当に必要な物だけを提供しています。

この「落ち着くネット」は、少し大きめのサイズでしっかりした素材で作られていて、6㎏までの猫ちゃんが移動できるように耐久性にもこだわっています。

しかも、このネットごとキャリーに入れる事も可能なので、飼い主さんも楽ちんですね。入り口もとても広めになっていますよ♪

洗濯ネットは大体白が多いですが、白って実はちょっと外が見えにくいんです。(実際に被ってみるとわかります)

この落ち着くネットは黒のメッシュ素材、外からも中からも見えやすいので、猫ちゃんも安心できます。

「にゃんぷくろ」は猫を飼っている方が考案した商品で、思わず入りたくなってしまう!がコンセプトの猫保定用袋です。

広げて置いておけば、猫用ベットにも見えます。紐を閉めればそのままキャリーに入れることもできますよ!

ちょっと力が強い猫ちゃんでも大丈夫なように、縫い目も頑丈に作られています。最近新色として、可愛いコーラルピンクが出ました♪

洗濯ネットに慣れてもらうには

猫ちゃんが洗濯ネットに入っても安心できるように慣れてもらう事が必要です。

まずは洗濯ネットに対しての警戒心を解いてあげましょう。猫ちゃんに入ってほしいネットを、部屋の中に置きっぱなしにしてみます。

日常生活の中に取り入れることで、洗濯ネット=怖いというイメージを無くしていきます。

なるべく、その仔がよく寝ている場所の近くに置いたりして見ましょう。匂いを嗅ぎ始めたり、遊び始めたら慣れてきた証拠です。

なかなか入らない場合には、猫じゃらしで遊んであげながらネットの中に誘導しても良いです。

もし、急いでいても無理に押し込んではだめです。

タオルや毛布の上に寝ているのであれば、それごと猫ちゃんを包んでネットに入れてあげましょう。

自分のニオイや、飼い主さんのニオイがするものが一緒にあるだけで落ち着きます。

病院だけじゃなくて、楽しい事にも使ってほしいにゃ

病院に行く時ばかり洗濯ネットを使っていると、ネット=病院というイメージがついてしまいますよね。

普段から中におやつを隠して探させてみたり、遊び道具として使ってあげると、「楽しい事もあるんだ!」と覚えてくれますよ♪

猫は洗濯ネットでシャンプーを楽に!爪切りにも活用!

猫ちゃんを洗濯ネットに入れるのは病院の時だけではありません!シャンプーや爪切りなどのお手入れにも使う事が出来ますよ!

基本頭だけ出したら、洗濯ネットごと猫ちゃんの身体も洗ってあげましょう。

ただ、身体の自由が利かないという事は猫ちゃんにとって、ものすごくストレス!

また、何かに急に驚いて飛び上がったとしても、手足の自由が利かないので、受け身が取れずに骨折などの大けがに繋がってしまいます。

できるだけ長時間にならないように、シャンプーは短時間で済ませてあげるようにしてくださいね。

爪だけを網目からニョキっと出せば、爪切りだってできちゃいます!うちの仔は爪切りでおとなしくしていられないので、洗濯ネットに入れていますよ!

出せる爪の長さが限られているので、深爪をしてしまう心配も少なくなるでしょう

実際、病院でも洗濯ネットを使って爪切りをしたり、目薬をさしたりすることがあります。

この猫用みのむし袋は、袋に入ったままお風呂に入れたり、爪切りできたりしますよ♪

自分の仔のプロになる

洗濯ネットに入れてからキャリーバッグに入れるのが理想です。

ただ、どんな方法を試しても、洗濯ネットには絶対入らない猫ちゃんはいます。

そういう猫ちゃんがいることは、病院の先生もわかっているので心配する必要はありませんのでご安心を♪

猫ちゃんは室内飼いの場合たくさんお風呂に入れる必要はありませんが、爪切りや肛門絞りなど自分たちでは難しい事もありますよね。

お手入れの時、犬はペットサロンで良いのですが、猫は病院に行かないといけません。あまりに暴れる仔は全身麻酔をしなければならないからです。

しかし、全身麻酔は猫ちゃんの身体にものすごく負担をかけてしまうので、できれば避けたい..

.そのためには、病院に行っても落ち着いていられるように、飼い主さんが心掛けてあげることが必要です。

ミケちゃん、大丈夫だよー

待合室で猫ちゃんに声をかけている飼い主さん、案外多いと思います。私もやってしまいます。

怖いの!ほっといてよー!

周りの人の声、犬や猫の気配、待合室の猫ちゃんは神経質になっており、不安真っただ中です。そこで飼い主さんが声をかけても効果はありません。

逆に不安を煽り(あおり)かねないので、待っている間は放っておいてあげましょう。これは診察室に入った時も同じです。

ただでさえ知らない人(先生)に嫌な事をされているので、声をかけるのは意味がありません。

特に大きな声は出さないでください。びっくりしてしまいます。

先生から、「名前を呼んであげてください」と言われたら、小さい声で良いので呼んであげましょう。どんな時も、自分の仔に関しては誰にも負けないプロでいてあげることが大切ですよ。

まとめ

  • 猫が洗濯ネットでおとなしくなるのは、狭くて暗い場所が落ち着くと本能でわかっているから
  • 暴れるのなら、サイズやニオイなど何か気に入らないことがあるから
  • 洗濯ネットを選ぶときは、猫ちゃんの身体より少し大きいと感じるくらいが丁度良い
  • 洗濯ネットに慣れてもらうには、楽しい事もあるとわかってもらう

猫が洗濯ネットでおとなしくならないのは、サイズやニオイなど気に入らないことがあるからです。

もしくは、洗濯ネットに良くないイメージがあるのかもしれません。

猫の性質を知った上で、その仔に合わせたストレスの無い方法にしてあげてくださいね♪

こちらの記事では、猫砂の代用ついて書かれています。