新築時ダウンライトで後悔しない配置や交換費用、リビングに設置する時の色や他の照明との違い、暗いと感じないアイディアとは?
ダウンライトはおしゃれな印象があるので、新築する際に使用したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ダウンライトは一度設置すると位置や個数の変更ができないため、配置に注意する必要があります。
我が家ではリフォームの際にダウンライトを取り付けているのですが、配置や、暗いまたは眩しいと感じないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
後半には我が家の失敗談も交えてご説明していきます。
- 新築でダウンライトを付けたいが、失敗したくない
- ダウンライトの種類や機能を知りたい
- 暗い、眩しいと感じないようにダウンライトを付けたい
- リビングへの設置を考えている
- ダウンライトを交換するにはどうすればいいか知りたい
新築時ダウンライトで後悔なし!暗いと感じない色とは?
ダウンライトは、天井に埋め込んで設置するライトなので、天井がすっきりとした印象になり、開放的な空間にすることができます。
一方で一度設置すると天井に穴が開き、変更ができないため配置には注意が必要です。
家具のレイアウトを変えると効果が薄れることも考えられます。
でも、おしゃれな印象なので、家を新築する際にダウンライトを使いたいと考える方も多いのではないでしょうか?
確かにダウンライトの設置を後悔しないためには、気を付けなければならないことが多くあります。
ですが、自分の理想の照明をしっかりと考え、効果的に使うことができれば心配することはありません!
では、ダウンライトにはどのようなものがあるのかご紹介していきます。
ベースタイプ
家庭でよく使われるもので、角度の調整ができないタイプです。
ユニバーサルタイプ
光の向きを変えられるタイプです。器具によって調整できる角度の範囲が変わってきます。
家具のレイアウトを変えたりする予定がある場合は、あらかじめこのタイプにしておくと、多少の変更に対応することができます。
集光タイプ
光の幅が狭く、真下を集中的に照らすタイプです。
家具のレイアウトを変えた場合、照らしたい場所を照らさなくなってしまうことがあります。
しかし、陰影が付くので効果的に取り入れると、立体的でメリハリのある部屋にすることができます。
拡散タイプ
空間全体に光が広がり、部屋全体を照らすタイプです。
多少家具のレイアウトを変えても全体的に照らしてくれるので、問題ないですよ!
調光機能とは、色温度や光の強さを変えられる機能のことです。
色温度とは
光源(この記事ではダウンライト)が出す光の色を表す尺度のこと。
光源の温度や明るさとは無関係。
ダウンライトに付ける電球は、LEDライトの普及により、現在はLED電球が主流となっています。
LEDの色温度には主に以下の4色がありますので、表にしてみました。
色温度 | 色味 | 光の種類 | 長所 | 適した空間 |
---|---|---|---|---|
電球色 | 暖色系(オレンジ) | 朝日、夕日、ろうそく | 落ち着く 目が疲れにくい | リビング・ダイニング・寝室・和室・トイレ・浴室・廊下 |
温白色 | くつろぎすぎず、暗くもない 自然の色に一番近い | リビング・洗面脱衣所・寝室・クローゼット・居間 | ||
昼白色 | 太陽光 | すっきりと爽やか 明るく勉強や作業がはかどる | キッチン・勉強部屋・書斎・作業場・事務所・リビング | |
昼光色 | 寒色系(青色) | 少し青みがかった色で爽やか | 勉強部屋・書斎・リビング |
色温度はとても重要です!自分にとって暗いと感じない色を選びましょう。
特にリビングは明るい感じにしたかったり、暖かい感じにしたかったりと、好みが分かれるかと思います。
明るい感じにしたいのに、電球色を選んでしまうと暗いと感じることがあります。
余談ですが、私は廊下の電球が切れてしまったとき、電球色のつもりで昼白色の電球を購入してしまったことがあります。
その後お風呂入ろうとすると、タイミング悪く電球が切れてしまったんです。
真っ暗な中入浴できないので、廊下よりお風呂を優先しました。
温かみを感じたいお風呂に、冷たい感じのする昼白色の電球を付けたのです!
すると、いくら湯船に浸かっても少しも温まらず、とても寒い感じがしました。
私はこの時、光源の色温度がいかに大事なものか、まさに身をもって知ることとなりました(笑)
次の日にあわてて電球色の電球を買いに行ったのは言うまでもありません。
新築でダウンライトを配置するには?リビングの照明
新築を機に、リビングはダウンライトを配置しておしゃれな感じにしたいと思っている方もいるかもしれませんね♪
他のシーリングライトやペンダントライトと違い、ダウンライトはある程度の個数を付ける必要があります。
では、一体いくつ取り付ければ良いのでしょうか?
そんな時、リビングの照明をダウンライトのみにしたい場合、何個配置すればいいのかが、大体わかる方法があります。
平均的な天井高(2.5m)である場合、1帖(じょう)あたりに必要な明るさは、300~500ルーメン(lm)とされています。
ルーメン(lm)とは
照明器具から出る光の強さのこと
そこで、自分の理想の明るさにするために、必要なダウンライトの数が分かる公式がこれです。
帖数 × 求める明るさ ÷ 使うダウンライトのルーメン = 必要なダウンライトの数
20帖のリビングで400ルーメンの明るさにしたい時に、1個710ルーメンのダウンライトを使用する場合で計算します。
20×400÷710=約11.2となり、約11個ダウンライトを付けると明るさが保証されるということです。
しかし、これはおおよその目安です。使う電球の色温度や、集光タイプのダウンライトを使うのか、拡散タイプのものを使うのかでも変わってきます。
また、 開口径といい埋め込み穴の直径も、家庭用として使われるものはΦ100~Φ420(10㎝程度から42㎝程度まで)と幅広いです。
ファイ(Φ)とは、直径を表す記号のこと
リビングに限らず、どこにどのような用途で使うかを検討してみてください。
器具の枠をトリムといいますが、白・黒・木目調などがあり、形も丸型や四角のものなどあります。
ベーシックなタイプはリビングに向きますが、四角いものを和室に取り入れるとモダンな印象になります。
ダウンライトとは関係がないのですが、畳も紺色など、緑色以外の選択肢もあるのですね!知らなかったのでとても驚きました。
新築で和室を作る予定の方は、ぜひ参考にしてみてください♪
ダウンライトは、調光機能の付いていないタイプでも、取りつけるには1個につき5,000円程の金額がかかるようです。
個数を増やすとそれだけコストも高くなってしまいますね。
リビングは家族でくつろぐ空間ですので、過ごす時間が長くなると思います。
すると、照明の使用時間も長くなりますので、いくらLEDの寿命が長いとはいえ、交換の頻度が増えることもデメリットといえるでしょう。
これらのデメリットを補うために、ペンダントライトやその他の照明と併用するという方法もあります。
自分の理想のリビングをしっかりと思い描き、ダウンライトの種類や色温度、個数、家具の配置、他の照明と併用にするか、などを良く考えることをおすすめします。
新築のダウンライトを交換するには?設置方法別の費用
交換型
ダウンライトの光源が切れた場合、自分で交換するタイプで、電球を交換して使用できるものです。
電球が切れたら、ホームセンターなどで電球を購入し自分で交換できますので、メンテナンスしやすいと言えますね。
固定型
LEDの普及により電球の寿命が延びたため、光源が切れた場合は器具ごと交換するタイプです。器具と電球が一体となっています。
こちらのタイプは電気工事の資格を持った業者に交換を依頼する必要があります。
LEDは1日8時間使ったとしても10年程もつと言われています。
しかし実際には、LED自体に問題はなくても基盤の故障や、断線することもあるようです。
新築なのにすぐに交換などということがないように、信頼できるメーカーから購入した方がいいかもしれません。
交換費用としては安いダウンライトでも1つ、3,000円程です。
新築時のダウンライトのメリットとデメリット
ここではダウンライトのメリットとデメリットを考えます。
まず、メリットとしては以下のようなことがあげられます。
メリット
- 天井に埋め込むため、すっきりとして開放感が感じられる
- 部屋がおしゃれな印象になる
- 照明器具にホコリがたまらず、掃除が楽
デメリット
デメリットと解決策を考えると、次の表のようになります。
デメリット | 解決策 |
---|---|
天井に穴をあけて設置するため、手軽に位置や数を変えることができない | ユニバーサルタイプにすれば、角度を変えられるので、自由度が高い |
固定型は電球が切れた場合、電気工事の資格を持った業者に交換を依頼する必要がある | LEDそのものに問題がなくても他の原因でメンテナンスが必要なこともあるので、信頼できるメーカーのものを使う |
器具によって、または配置によってまぶしいと感じることもある | スポットライトのような効果もあり、光が直接目に入ると眩しいこともあるので、調光機能が付いているとよい グレアレスダウンライトだと、更によい |
不快感を感じさせたり、視覚を低下させたりするまぶしさのことをグレアといいます。
グレアレスダウンライトといって、直接目に光が入らないように工夫されているものもありますので、心配な方は検討してみてはいかがでしょう?
また、ダウンライトは新築時の費用も高めだと言えます。
調光機能が付いていないものでも、取り付けるには1つ5,000円程、調光機能が付いているものだと13,000円程するそうです。
これらを何個も付けると当然費用もかかってきます。
我が家の話
冒頭でお伝えしたように、我が家ではリフォームをした際に、2か所にダウンライトを付けています。
拡散タイプで、交換型。電球はLEDではないです。開口径はΦ100で、小さめのタイプです。
リフォームなので、少し無理のある間取りになりました。具体的には以下の通りです。
- 天井に大きなエアコンを付けたために、シーリングライトが部屋の中央ではなく、端の方に付くことになってしまった
- どうしても取り除けない柱があり、その柱でシーリングライトの光がさえぎられる場所ができた
そこで、工務店さんの勧めで、シーリングライトだけでは暗いと思われるところにダウンライトを付けました。
しかし、1でダウンライトを付けた場所は特に明るくする必要がなかったのでほぼ使っていないです。
2で付けたものは私のベッドの側に付いていて、こちらはちょうどいい場所なため、夜読書するのに使っています。
横になってもまぶしいと感じない位置に付いています。
メリットは掃除が楽なことで、デメリットは必要のない場所に付けてしまったことです。
まとめ
- 新築時ダウンライトで後悔しないためには配置、色温度、光の広がり方などを十分考えたうえで設置する
- ダウンライトの形状には交換型と固定型とあり、固定型は電気工事の資格を持った業者に交換を依頼する必要がある
- デメリットもあるがしっかり対処すれば、おしゃれな空間を手に入れられる
ダウンライトが効果的に使用されて、おしゃれな家に住むことができたら素敵ですね。
設置後は変更が効かなかったり、天井に穴が開いてしまったりするので十分考えてから設置するようにしましょう!
そうすればあなたの家はおしゃれで住み心地のよい、大満足なものになるはずです♪
こちらの記事では、フローリング調大理石のデメリットについて書いてあります。
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