おからハンバーグがパサパサになる原因はこれかも?!復活する方法は?おからパウダーでもジューシーに作るコツとレシピを紹介!
「高タンパク・低カロリー・低価格」で栄養も豊富なおから、食事に取り入れられたらと定番のおからハンバーグを作ってみたけどパサパサになってしまった、なんて経験はありませんか?
おからハンバーグがパサパサになってしまう原因として考えられるのは、おからの水分不足やひき肉の脂が溶けてしまっているからかもしれません。
この記事ではおからの水分不足はどのタイミングでどう対処するのか、ひき肉の脂が溶け出さないようにする方法、おからハンバーグをジューシーに作るコツなどをご紹介します。作り方はこちら
- おからハンバーグがパサパサになってしまう原因
- パサパサになってしまったおからハンバーグは復活できるのか
- おからハンバーグがしっとりジューシーに仕上がるコツと簡単レシピ
- おからパウダーでもおいしく作れるのか
おからパウダーはいろんな料理やお菓子に使えるのであると便利です。
おからハンバーグがパサパサになる原因は?
おからハンバーグがパサパサになってしまう原因、いくつか考えられますが主な3つの原因はこちらです。
- おからの水分不足
- ひき肉の脂が溶けてしまっている
- 焼き加減に問題がある
おそらくどれかが当てはまるのではないでしょうか?それぞれの原因と対処法を詳しく解説していきます。
・おからの水分不足ではないか
おからの水分不足は「おからとひき肉を混ぜ合わせるとき、買ってきたありのままの状態のおからをそのまま入れた場合」に起きます。
おからハンバーグを作る際「生おから(卯の花)」を買ってきて使うと思います。
実際買ってみて思いましたが、一見思ったよりしっとりしているんですよね。
確かにそのまま入れても大丈夫そうに思えるのも分かる気がします。
ですがこれは間違いで、買ってきた生おからのままではおからは水分不足なのです。
おからハンバーグがパサパサになってしまう原因としていちばん多いのではないか、とも思いました。
おからをひき肉と合わせる前に、おからに水分(牛乳や水)を吸わせておく。
・ひき肉の脂が溶けてしまっている
二つ目に考えられる原因は「ひき肉の脂が溶けてしまっている」ということです。
焼く前の下準備の過程で、手の体温や室温、暖房などによりひき肉の脂が溶けてしまうと焼いたとき脂がなくパサパサになってしまいます。
一番初めにひき肉に塩を加えて混ぜておきましょう。これは味付けのためだけでなく、塩分がひき肉をまとめる役割をしてくれるからです。
混ぜる過程でひき肉の脂が溶けてしまわないよう、手を冷水などで冷やしてから混ぜたり、室温が暖かくなりすぎないよう注意しておくことも大切です。
時間があれば全ての材料を合わせた後、30分くらい冷蔵庫で寝かせてあげると良いでしょう。
- 手や室温が暖かすぎていないか(手が温かい場合は冷水などで冷やすと良い。)
- ひき肉に塩を加えて混ぜておく
・焼き加減は適切か
三つ目の原因として考えられるのが焼き加減です。しっかり火を通したいがために、じっくり焼き過ぎてパサパサ、またはゴムのような食感に…なんてことありませんか?
おからハンバーグ(通常のハンバーグも)を焼く際は、中火で片面を焼いて、裏返して蓋をして弱火で蒸し焼き、最後にひっくり返して強火で水分を飛ばす。
というのが一般的ですが、焦げない程度にじっくりしっかりと焼きすぎてしまうと大事な肉汁がなくなってしまい、パサパサで固くなってしまいます。
適切な火加減と工程で作れば、焼き過ぎによるパサつきやゴム感、生焼けは無くなるはずです。
最近では終始弱火で焼いてジューシーにする方法もあるみたいですが、どちらにしても焼い過ぎには注意したいですね。
適切な火加減、焼き加減を意識する。
おからハンバーグのパサパサは復活しない?
おからハンバーグがパサパサになってしまった場合、しっとりジューシーに復活することはできるのか。
その答えはノーです。残念ながら一度パサパサになってしまったおからハンバーグを復活させることはできません。
もしパサパサになってしまった場合は、失敗の味を噛み締めるか潔く別の食べ物にしてしまいましょう。
元はひき肉なので、味付けが完了したひき肉と思えばなかなか使い道はありそうです♪
そのまま食べる際は、デミグラスソースなどのソース+チーズや温泉卵などで水分をプラスするとパサパサが緩和されますよ!
おからハンバーグパサパサになったらリメイクしよう!
パサパサになってしまったおからハンバーグ。「あんまり美味しくないなぁ〜」と思いながら食べ切るのは少しつらいですし、捨ててしまうなんてもってのほかですよね。
しかし先ほどお話しした通り、元々はひき肉です。思い切って別のひき肉料理にリメイクしてしまいましょう!
一番シンプルかつ簡単なのは「煮込みハンバーグ」少し手を加えて「ロールキャベツ」がおすすめです。
トマトソースやデミグラスソース、スープで煮込んでしまえば水分と相まってパサパサもそこまで気にならないのではないでしょうか。
少し手間はかかりますが、ほぐしてじゃがいもと混ぜ合わせてコロッケにしてしまう、という手もあります。
コロッケはジューシーよりもホクホク感重視なので、若干のパサつきは許容範囲ではないでしょうか?!(好みにもよりますが)
もしおからハンバーグがパサパサになってしまったら、色々なリメイクを試してみてくださいね♪
- 煮込みおからハンバーグ(これは原形そのまま)
- ほぐしてじゃがいもと混ぜてコロッケ
- ロールキャベツにしてスープと一緒に
おからハンバーグがパサパサにならないコツとレシピ
今回おからハンバーグがパサパサになってしまう原因が判明しましたね!
これらをふまえておからハンバーグをしっとりジューシーにするコツとレシピをご紹介します。
・レシピ
【しっとりジューシーおからハンバーグ】(3〜5人分)
- ひき肉 300g
- 生おから 100〜120g
- 玉ねぎ 2分の1
- 牛乳(水) 100cc
- 卵 2分の1
- 塩 小さじ1.5くらい
- こしょう 少々
- 片栗粉 大さじ1
1、ひき肉に塩を加えて混ぜ合わせておく。
2、玉ねぎをみじん切りして炒めておく。
3、別のボールでおからに牛乳を加えて混ぜる。(おからの水分補給完了です!)
4、炒めた玉ねぎと1(ひき肉+塩)以外の材料を全て加えて混ぜる。(玉ねぎが熱いので注意。混ぜると程よく冷めます。)
5、塩と混ぜておいたひき肉も加え混ぜて、よく練る。(手を冷やそう!)
→冷蔵庫で30分寝かせる(Point!)
6、フライパンを熱しておき、中火で3分くらい焼いたらひっくり返す。やや弱火にして水か酒を少し入れ蓋をして3分蒸し焼きにする。
7、竹串などを刺して肉汁が透明ならOK!!ひっくり返して強火で水分を飛ばす。
8、サラダなどで盛り付けて完成です♪
- ひき肉+塩
- おからの水分補給
- 手を冷やす
- 冷蔵庫で寝かせる(常温では雑菌が繁殖します!)
- 適切な焼き加減を意識する
・実際に作って感じたこと
今回「おからハンバーグ」ということで和風のおろしポン酢にしてみました。
パサパサの原因としてあげた3点に注意しながら作ったところ、パサパサ感はなくジューシーなおからハンバーグが出来ましたよ♪
おからの主張が少し強かったので「おからを摂りたいけどお肉を味わいたい!」という方は、おからの分量を4分の3〜半分くらいに減らしても良いと思います。(我が家のことです。笑)
デミグラスソースやトマトソースであれば、さらにおから感は減らせそうです。(おから好きはこのままの分量がおすすめ♪)
ちなみに3〜5人分と書きましたが、女性3人だと食べ切れましたが結構ずっしりきました(笑)
おからって思っていた以上にお腹いっぱいになるんですね。
4人分にしたらちょうど良さそうで、お子さんがいるご家庭は小さめのサイズにして5人分くらいかなぁと思います。
つなぎは今回片栗粉を使用しましたが、マヨネーズで代用するのもありですね。(マヨネーズもジューシーに仕上がるのでおすすめです。)
おからパウダーでハンバーグがパサパサにならないレシピ
おからパウダーを使ってもジューシーなハンバーグができるか試してみました。
【おからパウダーハンバーグ】(6人分)
- ひき肉 500g
- おからパウダー 40g
- 玉ねぎ 1個
- 牛乳 200cc
- 卵 2分の1
- 塩 小さじ1.5くらい
- こしょう 少々
- 片栗粉 大さじ1
1、ひき肉に塩を加えて混ぜ合わせておく。
2、玉ねぎをみじん切りして炒めておく。
3、別のボールでおからパウダーに牛乳を加えて混ぜる。(おからの水分補給完了です!)
4、炒めた玉ねぎと1(ひき肉+塩)以外の材料を全て加えて混ぜる。(玉ねぎが熱いので注意。混ぜると程よく冷めます。)
5、塩と混ぜておいたひき肉も加え混ぜて、よく練る。(手を冷やそう!)
→冷蔵庫で30分寝かせる(Point!)
6、フライパンを熱しておき、中火で3分くらい焼いたらひっくり返す。やや弱火にして水か酒を少し入れ蓋をして3分蒸し焼きにする。
7、竹串などを刺して肉汁が透明ならOK!!ひっくり返して強火で水分を飛ばす。
8、サラダなどで盛り付けて完成です♪
- ひき肉+塩
- おからの水分補給
- 手を冷やす
- 冷蔵庫で寝かせる(常温では雑菌が繁殖します!)
- 適切な焼き加減を意識する
まとめ
- おからハンバーグがパサパサになる原因は、おからの水分不足や脂の溶け出しによるもの
- おからハンバーグは一度パサパサになってしまったら復活しない
- パサパサになってしまったおからハンバーグは思い切ってリメイクしよう
ヘルシーで満腹感と栄養面も優秀なおからハンバーグ。ひき肉とおからの両方からタンパク質が摂取できるのも魅力です。
この記事でご紹介したコツとポイントを意識して、ぜひしっとりジューシーなおからハンバーグを作ってみてくださいね。
こちらの記事では、牛ももブロックでローストビーフ以外のレシピについて書いてあります。
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