住所を縦書き漢数字で10はどう書く?日付の書き方は?金額、手紙を書く時は西暦や和暦の決まりはあるの?
手紙の住所を書くときに、縦書きに書く10や11ってなんだかわかりにくいですよね。
漢数字を使って住所を縦書きで書く際、10、11が入っている時は「十〇や一〇」「十一や一一」と書きましょう!
最近では、「十」のみで書く人も増えているのでそれでも大丈夫です。
そうはいわれても、今世の中は横文字が主流になり私たちの身近になっているのも横書きで、なんだかパッとイメージできないかと思います。
手紙を書くことが少なくなってきたとはいえ、しっかりした文章を送るとき縦書き漢数字で書かなければならないシーンが出てきます。
この記事を読んで、漢字の書き方を勉強していきましょう!
- 漢字の縦書きで日付の書き方
- 漢字の縦書きで10・11の書き方
- 縦書き住所の書き方
- 縦書き金額の書き方
縦書きで名前を書くのが大変な方は、縦書きのお名前スタンプもあります。
漢数字を縦書きで日付を書きたい!!使うのは西暦?和暦?
漢字の縦書きを説明する前に、漢字の基本について復習しましょう。もしかしたら学校で習ったかもしれませんね。
「え~早く書き方教えてよ。」と思ったあなた!
毎日スマホばかりで漢字を書くことが減りましたね。あの漢字どう書くんだっけ…
そうなったら要注意です!ここでしっかり漢字の基礎を知りましょう。
漢数字の使い方・書き方
漢数字とは名前の通り「感じで表される数字」のことをいいます。
基本的に縦書きは漢数字(一、二、三)、横書きは算数字(1、2、3)と使い分けましょう!
漢数字にも表記の種類があり、命数法と記数法というものがあります。
命数法(めいすうほう)
いち、に、さん、と言葉を数で表す方法です。
35を命数法で書くと
「三十五」になります。
記数法(きすうほう)
1、2、3、と数字のみで表す方法です。
35を記数法で書くと
「三五」になります。
記数法には他にも注意する点があります。0が入った数字の時は漢字で零ではなく、〇を使って表します。
20と書きたい場合、
「二〇」となります。
少し難しいですよね。日頃使っている漢字は奥が深いのです。次に、日付の書き方をご紹介します。
和暦で日付を書く
和暦とは日本独自の年の読み方です。(昭和、平成、令和など)
和暦で日付を書く場合は命数法を使って書くのが好ましいとされています。
令和4年1月28日
日付をそのままの数字(記数法)で書いても間違いではないのですが、一般的なのは左の十を入れた書き方なので、十を入れて書くようにしましょう。
※平成1年、令和1年は和暦で書く際は平成元年、令和元年と書くのがいいとされています。
私も平成元年生まれでいつもどっちで書くのが正しいのかなぁ?とよく悩みました。
西暦で日付を書く
西暦とは世界で広く使われてる年の表し方です。
西暦を漢数字で書く場合は、年は4桁なので記数法、月日は命数法を使うのがいいでしょう。
例2022年1月28日
右の命数法で書いたものは、数字がごちゃごちゃして見えますよね?
見やすさから3桁以上は数字をそのまま漢字にして書くのがよいといえるでしょう。
日付を書かなくてはいけない時に、和暦か西暦かで悩むかと思います。
実はどちらかで書かなくてはいけないという決まりはないそうです。
ですが、公的な文書では和暦が使われる事が多いので、どちらを使えばいいか悩んだ時は和暦で日付を書いてもいいかもしれません。
ただし1つの文書の中で西暦、和暦を混在させず、どちから統一させるのが大事です。
漢数字で縦書き10の書き方は?11日の書き方も知ろう
漢数字を使って日付を縦書きで書く際、10、11が入っている時はどうすばいいでしょうか?
命数法なら【十・十一】
記数法なら【一〇・一一】
パッと見た感じ、記数法だと、読み間違いをしてしまいそうですね。
なので、10、11が日付に入ってる時は命数法を使って【十•十一】で書いた方がいいと言えるでしょう。
漢数字は縦書き表記にしか使わない?横書きの書き方
縦書きと横書きの違い
縦書きは昔から日本で使われてきた書き方で、中国から影響を受けたと言われています。
縦書きは文章を読む際上から下に読むので、読みづらい面もありますが、その分ゆっくり読まれるというメリットもあります。
横書きは江戸時代以降に欧米からローマ字などが入ってきて使われるようになった書き方です。
横書きは文字を文章でとらえることができるのでスラスラと読む事ができます。
横書きでも漢数字を使う例
基本的に縦書きは漢数字、横書きは算数字と知られているかと思います。
文化庁が出している「公用文作成の要領」にもこう記載があります。
くI 表記の原則>4 数字の使い方
ア 横書きでは算用数字を使う
キ 縦書きする場合には漢数字を使う
引用:文化庁 文化審議会国語分科会 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92895101_01.pdf
これは公用文(国や公共団体が出す文書)について書かれていますが、文書を書く時に参考にできると思います。
上記では「横書きは算数時を使う」と書いてありますが例外もあります。
こちらも先ほどの資料に記載がありました。
I 表記の原則>4 数字の使い方
カ 語の構成用語として用いられる数などは、漢数字を使う
引用:文化庁 文化審議会国語分科会 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92895101_01.pdf
算数字に変えてしまうと、よくわからなくなってしまう場合は横書きでも漢数字を使ってもいいということです。
- 熟語やことわざ(一石二鳥→×1石2鳥)
- 他の数に置き換えられない数(六法全書→×6方全書)
- 歴史や伝統文化(七五三→×753)
住所を縦書きの漢数字で10を書く時、番地はどうなるの?
正式な住所を知る
まず、縦書きで住所を書く前に自分の正しい住所を知っておくといいでしょう。
日常で何か申込書に名前を書く時など、○○市○-○-○○と書いている人もいるでしょう。
正しい住所の書き方は○○市○丁目○番地○○号と書きます。
※地域によっては表記が違う事があります
これから婚姻届や運転免許証申請など大事な手続きが控えてる方は正式な住所を知っておくといいと思います。
履歴書にも正式な住所が書いてあれば、印象も良くなるでしょう。
正式な住所を知るにはそんなに難しい事はありません。
市役所や区役所、役場に出向き住民票を取り、確認する事です。
正式な住所がわからない方は1度調べてみてください。戸籍謄本などでもわかりますよ♪
番地の書き方
住所を縦書きで漢数字で書く時は、数字のみ(記数法)で書くのがいいとされています。
番地を書く時も日付を書く時と一緒でいいのかなぁと思っていましたが、書き方が違うのにびっくりです。
1、2、3(一、二、三)がつらなる場合は間隔を空けて相手に読みやすいように工夫しましょう。
最近は郵便配達の方にわかりやすくするために日付と同じように、二桁には十を入れる方も増えているそうです。
例 5-12-23
どちらも間違いではありませんが、マナーとして正しいのは右側です。
その時々に合わせて書き方を変えてみるのもいいかもしれませんね。
自分の住所を書くのが大変なら、住所と名前が一緒になったゴム印が便利です。
漢数字の縦書きで金額を書く場合は?年賀状や履歴書の場合
金額
金額を縦書きで書くときは、ご祝儀やお香典の場合が多いです。
そのときに書く漢字は、旧字体を使います。
数字の旧字体を載せましたので、間違えないように気をつけて書きましょう。
- 1→壱
- 2→弐
- 3→参
- 5→伍
- 7→七
- 8→八
- 10→拾
- 1000→阡
年賀状
住所を書く際に漢数字を使います。数字のみの漢字を使うのがマナーですが、読みやすさから二桁のものは十を入れて書く事もあります。
履歴書
履歴書自体横書きの場合がありますが、封筒に入れて送る事もあるので縦書きで漢数字を使った住所の書き方をチェック。
職務経歴書を書く場合は縦書きが基本なので、日付の書き方も気をつけてください。
結婚式
主催側の時は招待状に相手の住所を書きます。招待された側も受付で芳名帳に自分の住所を書くことがあります。
大事な日なので正しい書き方を使いたいですね。
賞状
賞状を書くことを経験する人は少ないと思いますが、日付を書く際に漢数字を利用します。
他にも縦書きで漢数字を書く場面にでくわしたら読みやすさを考え、書き方を統一して書きましょう!!
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まとめ
- 縦書きで漢数字で日付を書くときは、2桁は十を入れ、3桁以上は数字のみの漢字を使う
- 縦書きは漢数字、横書きは算数字にを使う
- 漢数字を使って縦書きで住所を書くときは、数字のみの漢字を使う
これから大事な書類を書く時、縦書きで日付を書くのに困ることがあるかもしれません。
その際は漢数字を使って縦書きで日付を書く時は二桁には十をいれ、3桁以上は数字の漢字のみ!
このように覚えておくと悩まずスラスラかけるかもしれませんね♪
こちらでは、履歴書の書き方について書かれています。
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